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巨人・岡本和真は11日から13日のロッテとの3連戦で10打数5安打3ホーマーと絶好調。交流戦では、ホームランを7本で1位タイと好成績を記録した。
18日から再開されるセ・リーグでの試合に期待がかかる。
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■“若大将”は理想的な4番
頼れる4番、6月30日に25歳の誕生日を迎える和製大砲が、先週の6試合で計4本塁打10打点の大暴れ。6月11日のロッテ戦の第4打席での17号2ランから、翌12日の第1打席の18号3ラン、第2打席の19号3ランと“3打席連続本塁打”も放って見せた。
交流戦を終えた段階での今季通算で、打率.256、19本塁打、58打点をマークしている岡本。昨季に続いての本塁打&打点の二冠獲得がターゲットになっているが、2位の村上宗隆(ヤクルト)に13打点差を付けた打点王争いに対して、熾烈を極めている本塁打王争い。村上がトップの20本塁打で岡本は現在リーグ2位に付けているが、すぐ後ろには山田哲人(ヤクルト)が17本塁打、そして佐藤輝明(阪神)が16本塁打で追っている。いずれも“甲乙付け難い”実力と人気を持つ日本人選手たちである。
しかし、その本塁打を「どのシチュエーションで打ったか」を見ると、岡本の“質の高さ”が浮き上がる。岡本が放った今季の19本塁打の中で、「先制」が5本、「同点」が2本、「勝ち越し」1本、「逆転」1本に「サヨナラ」が1本。チームの勝利に直接的に繋がった「殊勲本塁打」が10本あり、その割合は「52.6%」に上る。
他のライバルたちが30%台であり、この岡本の50%超えは評価されるべきものだと言える。リーグ戦再開以降も「頼れる4番」としてチームを勝利に導く岡本のアーチに期待したい。
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◆巨人の「4番・サード」を継承する岡本和真 最年少記録を導いた2人の監督の存在
◆巨人反抗の起爆剤となるか 山口俊の加入、坂本勇人の復帰にかかる期待
記事提供:ベースボール・タイムズデータ提供:野球DB