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ミネソタ・ツインズの前田健太投手は14日(日本時間15日)、敵地でのシアトル・マリナーズ戦に先発登板し、4回を3安打1失点で勝ち負けはつかなかった。
右内転筋の張りで負傷者リスト入りして以来、23日ぶりの登板だった。試合は4対3でマリナーズが勝利。
■右内転筋の張りから復帰
5月22日(日本時間23日)のクリーブランド・インディアンス戦以来、23日ぶりのマウンドに立った前田。しかし、その立ち上がりは制球が定まらず、1回1死から3者連続四球を与えて満塁のピンチを招いてしまう。
ただ、後続のムーアを遊飛、バウアーズを空振り三振に斬って取り、無失点でしのいだ。2回は圧巻の投球で2者連続三振に仕留めたが、3回に失点。4回、再び3人で退けると球数制限があったため、この回でマウンドを降りた。76球を投げてストライクは48球だった。
■指揮官も戦列復帰を歓迎
前田はこの試合で三振を7つ奪い、メジャーでの通算奪三振は767に。日本時代の1233奪三振と合わせて日米通算2000奪三振を達成した。野茂英雄、石井一久、黒田博樹、松坂大輔、ダルビッシュ有、田中将大に続く7人目の快挙となった。
この日の直球は最速92マイル(148キロ)をマーク。本人も試合後、「初回は力みもあったが修正できた。次につながる登板だった」と復活への手応えを口にしていたという。
ツインズのバルデリ監督は「ケンタが戦列に戻ったことはチームにとって非常に大きい」とエースの復帰に目を細めていた。
◆前田健太、“ぶっつけ本番”で3発被弾 持ち味の制球力が影を潜め自己ワースト7失点
◆「野手のおかげ」前田健太、今季初勝利 メジャー通算150試合登板を飾る
◆前田健太が今季初勝利 6回2失点粘投を指揮官称賛「自分の責任を果たしてくれた」
文・SPREAD編集部
■復帰戦で4回1失点7奪三振と好投
【 #ツインズ 】#前田健太 は約1か月ぶりの復帰登板で4回3安打1失点の内容を残しました!!そして今日7奪三振をマークしたことで、日米通算2000奪三振を達成しています□□#日本人選手情報 pic.twitter.com/eEuMk39xNo
— MLB Japan (@MLBJapan) June 15, 2021