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首位打者を独走するオリックス・吉田正尚は打率.341とハイアベレージを記録。21日の楽天戦では2安打とチームを楽天との“首位攻防戦”3連勝に導いた。
14日から21日の打率も.364と好調をキープしているだけに、勝利に貢献する一打を放ちたい。
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■本拠地では打率2割台
交流戦から続く連勝を「9」に伸ばし、ついに単独首位に立ったオリックス。その中で頼れる存在なのが、プロ6年目の主砲・吉田正尚だ。豪快なフルスイングで快音を残し続け、交流戦でも打率.358と好調をキープ。今季通算で現在、両リーグ断トツトップの打率.341をマーク。昨季に続く2年連続の首位打者獲得が、早くも“間違いなし”と言える状況となっている。
しかし、今季の数字を見ると課題もある。「いつでも」、そして「どこでも」打っている印象のある吉田だが、今季の球場別成績を見ると、本拠地の京セラドーム大阪で打率.283と2割台。交流戦も含めたビジター球場での今季打率.374と比べても物足りない数字になっている。打率.350を残した昨季は、京セラドーム大阪で打率.347。決して本拠地が苦手という訳ではない。
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そして、日本ハム、西武戦と続く今週は、すべて京セラドーム大阪が舞台になる。チームが快進撃を続ける中、吉田が本拠地ファンの前で快音を響かせるのか。チームの連勝記録とともに、吉田のバットに注目だ。
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記事提供:ベースボール・タイムズデータ提供:野球DB