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第62回宝塚記念(GI、阪神芝2200m)が行われる阪神競馬場の馬場情報が27日、JRAより発表された。阪神は芝・ダートともに「良」の発表。芝のクッション値は限りなく「やや硬め(10~12)」に近い標準「9.9」と計測された。
レイパパレが制した今年の大阪杯当日は、午後から降雨があり午前に発表される芝のクッション値は参考程度に過ぎないが、やや硬めの「10.3」だった。
また、クロノジェネシスが制した昨年の宝塚記念は、芝のクッション値が発表されていない時期にあたるが、参考までに芝の含水率は直線で「10.4%(今年8.2%)」、4コーナーで「10.2%(今年7.7%)」で、今年は雨の影響が少ないと言える。
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なお、土曜の阪神9R・三木特別(メイケイハリアー)は芝1800m1分46秒0で、道中のペースが異なるとはいえ昨年(ティグラーシャ)1分47秒7より、1秒7も速い。
雨予報が懸念されたが天候は落ち着いており、時計を要した今年の大阪杯や昨年の宝塚記念と比べ、速い時計が予想される。
27日午前に計測された阪神芝・ダートの含水率、芝のクッション値は以下のとおり。
■当日/6月27日(日曜)
含水率┗直線=芝8.2%|ダ4.1%┗4角=芝7.7%|ダ4.0%芝のクッション値=9.9[標準]
■前日/6月26日(土曜)
含水率┗直線=芝9.5%|ダ4.4%┗4角=芝8.3%|ダ5.3%芝のクッション値=9.4[標準]
■参考/4月4日(大阪杯当日)
含水率┗直線=芝7.8%|ダ2.7%┗4角=芝9.7%|ダ3.4%芝のクッション値=10.3[やや硬め]
■参考/前年6月28日(宝塚記念当日)
含水率┗直線=芝10.4%|ダ8.1%┗4角=芝10.2%|ダ7.7%※芝のクッション値は2020年9月11日から公表
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文・SPREAD編集部