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昨季最下位から目下、首位戦線に加わっているオリックスの新4番打者がプロ6年目の30歳、杉本裕太郎だ。(成績は6月28日時点)
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■好相性チームが続く今週は爆発“間違いなし”
昨季は自己最多の41試合に出場(打率.268、2本塁打、17打点)。飛躍への土台を固めた今季は、開幕戦での「6番・ライト」から、7番、5番、4番、3番と様々な打順に座りながらスタメンに定着。
4月下旬からほぼ4番に定着した中で自慢のフルスイングで快音を重ね、6月28日の時点で65試合出場で打率.317(リーグ2 位)、15本塁打(同4位タイ)、47打点(同3位タイ)の好成績を残している。
3番・吉田正尚とともに打線のキーマンになっている杉本だが、今季の対戦相手別の打撃成績を見ると、交流戦16試合で打率.305、2本塁打、15打点を残すとともに、ロッテ戦、西武戦が、ともに打率.353の好相性を誇り、日本ハム戦(打率.333)、ソフトバンク戦(打率.313)も打率3割超え。唯一、楽天戦が打率.250となっている。
迎える今週は、29日から本拠地でロッテ2連戦を戦った後、7月2日から敵地で西武3連戦に挑む。相性を考えると、今週の爆発は“間違いなし”。先を見据えると、来週7月6日からは杉本にとって“鬼門”であり、チームとしては現在同率首位の楽天との3連戦が控えている。
その決戦を前に、得意のロッテ、西武戦でバッティングの調子をさらに上げておきたいところだ。
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記事提供:ベースボール・タイムズデータ提供:野球DB