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第70回・ラジオNIKKEI賞(GIII、芝1800m)の枠順が2日、JRAより発表された。
前走NHKマイルカップでは11番人気と低評価ながらも4着に好走したリッケンバッカーは3枠6番に、皐月賞にも出走したアサマノイタズラは最多連対を誇る2枠3番に、スプリングSでは敗れたものの3着まで追い詰める脚をみせたボーデンは3枠5番に入った。
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■過去10年で一度も馬券に絡めていない「魔の4枠」
上位人気が予想されるシュヴァリエローズの4枠は、過去10年で【0-0-0-16】と一度も馬券内に好走した馬がおらず、大幅な割引が必要だ。一方、リッケンバッカー、ボーデンが入った3枠は過去10年で【1-1-2-11】で、勝率6.7%、連対率13.3%、複勝率26.7%と、まずまず。
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4枠に入った過去の人気馬を読み解くと、14年ショウナンワダチが4番人気に推されながらも11着に大敗し、13年はフラムドグロワールが3番人気に推され4着に敗れ、12年はサンレイレーザーが同じく3番人気に推されながらも11着と大敗している。
この4枠を今年引き当ててしまったのはシュヴァリエローズ、ロードトゥフェイムの2頭。
■過去には2枠の人気薄が激走し90万馬券も
一方、2枠は【2-3-3-7】と最多2勝を挙げ、勝率、連対率、複勝率ともにトップの数値を出している。18年には2枠のメイショウテッコンが勝利し、15年アンビシャスも1番人気の支持に応え勝利している。
また、人気薄の好走も目立っており、14年ウインフェニックスが7番人気ながらも3着に入り、13年カシノピカチュウは14番人気ながらも2着に好走し、3連単の配当は90万馬券となり、波乱の使者となった。
今年、2枠に入ったアサマノイタズラとプレイイットサムには警戒が必要だ。
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文・SPREAD編集部