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RIZINなどで活躍中の朝倉未来がアンバサダーを務める総合格闘技大会「BreakingDown」は4日、トライフォース赤坂で全20試合が開催された。
本大会は「1分1ラウンド」で最強の男を決める全く新しいアマチュア総合格闘技大会として、本気で成り上がりを狙うアマチュア選手同士の超短期決戦が見どころ。
1分1ラウンドとあって全20試合のうち16試合が判定となったが、4試合でKO、一本勝ちの“秒殺”シーンが生まれた。メインカードの120kg超スーパーヘビー級スペシャルワンマッチでは、元UFCファイターの菊野克紀が残りわずか1秒で、元力士の野尻和暉からKO勝ちを収めている。
◆【格闘技/BreakingDown】全20試合の対戦カード・試合結果
■シバターが格闘技大会2連勝を飾る
大会唯一の一本勝ちを収めたのは、第19試合に登場した“炎上系”YouTuber・シバターだった。
対戦相手はお笑い芸人のみなみかわで、独自の呼吸法でダメージを受けないというロシアの軍隊格闘術「システマ」の使い手として本大会に参戦した。
試合は開始早々、みなみかわが一気にスタンド打撃で攻め立て、シバターはガードを固めて防戦一方の展開。しかし、開始30秒を過ぎてシバターも打撃で応戦し、右フックでみなみかわをぐらつかせると形勢は逆転した。みなみかわの動きが鈍ったのを狙いすまし、シバターがギロチンチョークへ持ち込む。完璧に首を極められたみなみかわは失神、残り10秒でシバターの一本勝ちとなった。
昨年12月31日の「RIZIN.26」大晦日大会、HIROYAを腕十字で一本勝ちを収めて以来の格闘技大会で、再びシバターが一本勝ちを決めた。これで格闘技大会2連勝としたシバターは、今年12月のRIZIN大晦日大会のオファーがあることをマスコミに明かしており、その動向に注目が集まる。
◆「ずっと夢だったからね」シバターがRIZINに刻んだ意地と可能性
◆「RIZIN.26」シバター、試合後ドローから「一本勝ち」に変更
◆シバター、RIZIN王者・堀口恭司と“ガチ”スパーリングでカーフキックKO
文・SPREAD編集部