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サンディエゴ・パドレスのフェルナンド・タティスJr.内野手が5日(日本時間6日)、ペトコ・パークで行われたワシントン・ナショナルズ戦に「2番・遊撃」でスタメン出場。4回にメジャー全体で2位タイとなる今季27号本塁打を放った。
チームは5-7で敗れたが、タティスJr.は本塁打を放つだけでなく、守備でもファインプレーを披露。エンゼルス・大谷翔平投手と並び、今季のMLBを代表するプレイヤーとして大きな注目を集める存在らしく、そのダイナミックなプレーで地元ファンを熱狂させた。
◆【実際の動画】なぜこの打球に届くのか…タティスJr.による圧巻のファインプレーは、重力すらも無視した“2段ジャンプ”
■22歳以下の選手としては史上最速での27号到達
打撃と守備、その両方が文字通り規格外だ。タティスJr.は4回、相手先発のベテラン左腕・レスターから左翼2階席に本塁打を叩き込んだ。データやスタッツを紹介する「MLB Stats」のTwitterアカウントは、この一打が打球速度116マイル(約187キロ)であり、パドレスの選手としては2018年のフランチー・コルデロ(約188キロ)に次ぐ弾丸ライナーであったと速報。また、22歳以下の選手としては史上最速での27号到達となったことも追記している。
さらに、8回には守備でも球場を沸かせる。相手打者が放った鋭いライナーに反応すると、ジャンプして好捕。一度最高点に到達してから、さながら“2段ジャンプ”のように伸び上がり打球を掴み取ったこのプレーを現地メディアも続々と紹介。MLB公式Twitterが「どうやって?」と動画つきで紹介すると、パドレス公式Twitterも「重力すらもタティスの法則に従う」と絶賛した。
■OPSは大谷翔平超え、球宴で対決実現なるか
故障や新型コロナウイルス感染というアクシデントに見舞われながらも、今季のタティスJr.の成績は圧巻の一言。5日の試合終了時点で、68試合に出場し、27本塁打、58打点。打率も3割をキープし、OPSにいたっては大谷をも凌ぐ1.083を記録している(MLBトップはブルージェイズ・ゲレーロJr.の1.109)。
日本時間14日にクアーズ・フィールドで行われるオールスター戦への出場も決定しており、二刀流で選出された大谷との対決が実現するかも注目だ。
◆【実際の動画】なぜこの打球に届くのか…タティスJr.による圧巻のファインプレーは、重力すらも無視した“2段ジャンプ”
◆「オールスターでも投げる」大谷翔平の二刀流出場、マドン監督が明言
◆大谷翔平と本塁打王を争うゲレーロJr.が球宴ホームラン競争辞退へ 危惧される“フルスイング後遺症”
文・SPREAD編集部
■タティスJr.による圧巻のファインプレー
Gravity follows the law of @tatis_jr. pic.twitter.com/UIiRazPzSx
— San Diego Padres (@Padres) July 6, 2021