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18日に函館競馬場で行われる第57回・函館記念(GIII、芝2000m)の過去10年データを紹介する。
今年のフェブラリーS覇者カフェファラオはダートではなくここに矛先を向けてきた。血統的にも芝で戦える血統背景を持っており、GIホースとしてここでも好走したい。昨年の函館記念を15番人気で制したアドマイヤジャスタ、前走福島民報杯を大差で圧勝したマイネルウィルトスは凱旋門賞に登録しており洋芝では負けられないところ。巴賞を制したサトノエルドールも虎視眈々。
ここでは「人気傾向」を分析していく。
◆【函館記念2021/脚質傾向】前々で勝負できる馬が活躍 馬券内に入る好走条件とは
■3番人気は過去10年「3-0-2-5」 最多勝利3回を誇る
まず、過去10年の上位人気馬を読み解くと、1番人気、2番人気ともに【1-0-0-9】で、勝率10.0%、連対率10.0%、複勝率10.0%と人気を裏切る形となっている。
なお3番人気が【3-0-2-5】で最多となる3勝を挙げて、勝率30.0%、連対率30.0%、複勝率50.0%とかなり優秀な成績を収めており今年も警戒が必要だ。
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また、特筆すべきなのは7番人気の成績で【0-2-5-3】の勝率0.0%、連対率20.0%、複勝率70.0%と勝ち星は上げていないものの馬券内回数は最多となる7回を誇る。
カフェファラオの参戦により上位人気は拮抗気味になりそうだが、過去10年の人気傾向からも7番人気の馬に注目することが馬券攻略のヒントとなりそうだ。
◆【函館記念2021/前走ローテ】巴賞快勝のサトノエルドール、函館記念は勝率1.9%と絶不調
◆サンデーR吉田代表 クロノジェネシスの凱旋門賞前向き「これなら行っていい」
文・SPREAD編集部