【東京五輪/野球】“侍のエース”は山本由伸 万全の状態でドミニカ戦先発へ | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【東京五輪/野球】“侍のエース”は山本由伸 万全の状態でドミニカ戦先発へ

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【東京五輪/野球】“侍のエース”は山本由伸 万全の状態でドミニカ戦先発へ
【東京五輪/野球】“侍のエース”は山本由伸 万全の状態でドミニカ戦先発へ 全 1 枚 拡大写真

野球日本代表「侍ジャパン」は24日、楽天との強化試合を行った。先発に起用された山本由伸は2回1安打無失点、2奪三振と順調な調整ぶりをアピール。山本は、28日の1次リーグ初戦・ドミニカ共和国戦での登板が決定的となっている。


侍ジャパンには実績と経験で勝る田中将大も選出されているが、現在の勢いで言えば、東京五輪のエースはこの男だろう。千賀滉大、大野雄大ら先発候補の状態に不安が残る中、心身ともに充実の22歳が、日本に悲願の金メダルをもたらす。


【実際の映像】山本由伸が楽天との強化試合に登板 リラックスした笑顔からも好調ぶりがにじむ


■絶好調の状態で大舞台へ


宮崎・都城高校からドラフト4位でオリックスに入団した山本は、1年目からチームの高卒新人投手として23年ぶりとなる一軍勝利をマークすると、リリーフに配置転換された2年目の2018年に覚醒。セットアッパーとして、当時のパ・リーグ歴代3位、10代では初となる15試合連続ホールドポイントを記録するなど、54試合に登板して4勝2敗1セーブ、36ホールドポイントで一躍リーグを代表する投手となった。


先発再転向となった2019年は、故障で約1ヶ月間の離脱があったが、規定投球回ジャストの143イニングを投げて防御率1.95で最優秀防御率のタイトルを獲得。変則シーズンとなった2020年も日本人投手最長記録となる25イニング連続奪三振や31イニング連続無失点などの活躍で、最多奪三振のタイトルに輝いた。


今季は前半戦終了時点でリーグトップタイの9勝をマークし、防御率1.82、121奪三振も2位を大きく引き離し、自身初の投手三冠も視野に入る。4月1日のソフトバンク戦で被安打2、与四球1、13奪三振と圧巻の投球で2年ぶりとなる完封勝利を挙げ、6月11日の広島戦では自己最多15奪三振の快投も見せた。5月に入って自身3連敗を喫するなど一時は調子を落としたが、交流戦に入った5月28日の中日戦から登板7試合負けなしの6連勝中と、絶好調の状態で五輪を迎えることになる。


■勝負どころではリリーフ起用も…稲葉監督の切り札となるか


データ面でも、各種指標で軒並みリーグトップクラスの数字を残しているが、特筆すべきなのが1イニングあたりに出した走者の数を示す指標「WHIP」で、「1.00」が非常に優れた数値とされる中、山本は2019年0.96、2020年0.94、今季も前半戦終了時点で0.95を記録しており、この数値は大量失点を喫する可能性が低いことを示している。また、右打者相手の被打率.232に対して左打者は被打率.181と、好打者の多い左打者に強いことも大きなアドバンテージになっている。


プロ2年目の2019年には第2回WBSCプレミア12で代表に選出されており、国際的な大舞台も経験済み。さらにこの大会ではセットアッパーとしてチームの優勝に貢献しており、先発だけでなく、ここ一番のリリーフでも期待できる右腕は、稲葉篤紀監督にとっての文字通りの“切り札”になる。


◆田中将大、今季成績から見え隠れする「不安要素」 侍最年長右腕は新たな伝説を残すか


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◆【実際の映像】山本由伸が楽天との強化試合に登板 リラックスした笑顔からも好調ぶりがにじむ


記事提供:ベースボール・タイムズデータ提供:野球DB


笑顔からも好調ぶりがにじむ山本由伸



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