【アイビスSD/騎手データ】上位人気のジョッキーに枠順の明と暗 令和の“千直マイスター”を狙え | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【アイビスSD/騎手データ】上位人気のジョッキーに枠順の明と暗 令和の“千直マイスター”を狙え

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【アイビスSD/騎手データ】上位人気のジョッキーに枠順の明と暗 令和の“千直マイスター”を狙え
【アイビスSD/騎手データ】上位人気のジョッキーに枠順の明と暗 令和の“千直マイスター”を狙え 全 1 枚 拡大写真

25日は新潟競馬場で名物重賞として定着したアイビスサマーダッシュ(GIII、芝直線1000m)が行われます。


施行時期に細かい変化はありますが、一貫して新潟芝直線1000mを舞台に行われてきた日本で唯一となる直線オンリーの重賞です。


今回は2000年以降のアイビスサマーダッシュの過去データ、2000年以降の新潟芝直線1000mの1-4枠(内枠)、5-8枠(外枠)の過去データを基に気になる騎手データを見ていきましょう。


◆【アイビスサマーダッシュ2021予想/騎手データ】新潟芝直線1000m、1-4枠の川田将雅騎手は大不振


■アイビスSDの過去データは参考程度に留めたい


まずは2000年以降のアイビスサマーダッシュの成績データを基に、今年のアイビスサマーダッシュに乗り鞍がある騎手の成績を表にまとめています。なお、菅原明良騎手、城戸義政騎手、荻野極騎手、松若風馬騎手、原優介騎手、斎藤新騎手の6名はアイビスサマーダッシュ初騎乗となるためご注意ください。


[2000年以降]アイビスサマーダッシュの騎手別成績


正直に申し上げると色々と判断するのが難しいデータとなりました。過去5回以上の騎乗経験がある騎手は僅か3名に過ぎず、全体的にサンプル数が不足しています。


その3名の中から見ていくと、着順と人気のバランスに優れるのが杉原誠人騎手で、2017年のレジーナフォルテ(4番人気3着)、2020年のビリーバー(9番人気3着)と2度の馬券絡みがありますね。


伏兵馬での一発は期待できそうですが、馬単や馬連の軸向きかと問われれば微妙なところ。なお、杉原誠人騎手は前日17時段階で9番人気のビリーバー(牝6、美浦・石毛)に騎乗します。


さて、このデータから騎手の巧拙をこれ以上判断するのは得策ではないと考えたため、別のデータも用い細かく見ていきましょう。


■新潟芝直線1000m、1-4枠の川田将雅騎手は大不振


ここからは2000年以降の新潟芝直線1000mの過去データを基に、1-4枠、5-8枠にわけて騎手データを見ていきましょう。


なお、新潟芝直線1000mは枠が外になればなるほど勝率、連対率、複勝率が上昇する、内枠不利、外枠有利な舞台。


2000年以降、1枠の連対率が7.3%に対し、8枠の連対率が18.1%ですから、1-4枠、5-8枠にわけて騎手データを算出することで、より騎手ごとの巧拙が分かるようになるかもしれません。


先に2000年以降の新潟芝直線1000m(1-4枠)の成績データを基に、今年のアイビスサマーダッシュに乗り鞍がある騎手の成績を表にまとめましたので見ていきましょう。


[2000年以降]新潟芝直線1000m(1-4枠)の騎手別成績


この枠に苦労している騎手も多数見られますが、枠順というハンデを克服し、着順と人気のバランスに優れ、優秀な連対率を記録している騎手が2名います。


それが鮫島克駿騎手と松山弘平騎手。


鮫島克駿騎手は同じような人気を背負う騎手に比べ、圧倒的に高い連対率を記録していますので『令和の千直マスター』はこの騎手かもしれませんね。


鮫島克駿騎手は前日17時段階で3番人気のライオンボス(牡6、美浦・和田郎)、松山弘平騎手は前日17時時点で5番人気のロードエース(牡6、栗東・松下)に騎乗予定です。


一方、この条件で人気を大きく下回る着順が続くのが、川田将雅騎手。


6鞍中人気以上の着順をマークできたのは1鞍だけで、4鞍はフタ桁着順に沈んでいます。


同騎手は17時段階で1番人気のモントライゼ(牡3、栗東・松永幹)に騎乗しますが、肝心の枠順は3枠6番。人気ではありますが、バッサリ切るのが正解でしょう。


■新潟芝直線1000m、5-8枠なら鮫島克駿騎手、田辺裕信騎手が優秀


続いて2000年以降の新潟芝直線1000m(5-8枠)の成績データを基に、今年のアイビスサマーダッシュに乗り鞍がある騎手の成績も表にまとめましたので見ていきましょう。


[2000年以降]新潟芝直線1000m(5-8枠)の騎手別成績


1-4枠時と比べて、多くの騎手の連対率が上昇しています。


なかでも田辺裕信騎手は1-4枠時の連対率が3.6%に対し、5-8枠時の連対率が23.4%と7倍近い開きがありますね。


着順と人気のバランスにも優れるため、枠順次第では一気に買える騎手に変化します。


同騎手は前日17時段階で8番人気のトキメキ(牝4、美浦・斎藤誠)に騎乗予定。肝心の枠順は5枠9番ですから、押さえるべきでしょう。


そして5-8枠でより信頼度が増すのが『令和の千直マスター』鮫島克駿騎手。


連対率は4割超をマークしており、他の騎手と比べるとその優秀さが目立ちます。


同騎手がライオンボスに騎乗するこは先に述べましたが、同馬の枠順は6枠12番。騎手データを重視した場合、このコンビを軸に馬券を買うと的中馬券を掴めるかもしれませんね。


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著者プロフィール


伊藤大輔(いとうだいすけ)●「UMAJIN.net」編集部秋田県生まれ。スポーツ関連書籍出版社、競馬専門紙の勤務を経て、現在はUMAJIN .netでライティング、競馬データ解析等を担当。『SPREAD』では主観的要素の強い「馬体解析」と客観的なデータの蓄積である「騎手データ」から、注目すべき馬と騎手を取り上げていく。

《SPREAD》

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