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東京五輪は26日、新種目の卓球混合ダブルス決勝を行い、日本の水谷隼と伊藤美誠が世界ランク3位の中国ペアを破って金メダルを獲得した。日本が卓球で五輪を制するのは初めて。ゲームカウントは4対3だった。
◆【動画】試合後、日本選手団に「イェーイ!」とハイタッチする歓喜の伊藤美誠
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(C)ロイター
■伊藤美誠「最後まですごく楽しかった」
水谷は試合後のインタビューで「中国という国に、いままで五輪や世界卓球で負けてきて、この東京五輪で今までのすべてのリベンジができた」と語った。
試合は中国が最初の2ゲームを連取。しかし、第3ゲーム以降は日本が波に乗った。水谷は「0-2になったとき本当に流れが悪くて、でも3ゲーム目を取れたことによって、僕らのチームに流れた来た」と述べた。第3-5ゲームは日本が、第6ゲームは中国が取った。同点で並んだ第7ゲーム、日本は中国を11対6で破った。
伊藤は「すんごくうれしい。最後まですごく楽しかった」と語った。その上で、「明日のシングルスにしっかり気持ちを切り替える」と話した。
男子世界ランク18位の水谷と女子2位の伊藤は、ともに静岡県磐田市出身。2000年生まれの伊藤は2歳から卓球を始め、5歳のときに水谷の父親が代表を務める卓球チームで指導を受けるようになった。
2011年に全日本選手権で初勝利を収め、福原愛が持っていた最年少記録を更新。14歳で出場した15年のドイツオープンのシングルスで世界最年少優勝記録を樹立、ギネス記録に認定された。16年のリオデジャネイロ五輪では、女子団体で銅メダルを獲得した。
水谷は1989年生まれ。やはり5歳のときに父親が代表の卓球チームに入団し、14歳から5年間ドイツへ留学、17歳のときに史上最年少で全日本選手権で優勝した。16年リオ五輪では男子シングルスで銅メダル、団体で銀メダルを取った。
2人は混合ダブルスのペアとして世界2位にランクする。
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文・SPREAD編集部=ロイター
水谷・伊藤ペア、歓喜の瞬間
【#東京オリンピック】ハイライト#卓球 混合ダブルス決勝戦#水谷隼/#伊藤美誠 ペアが第1シードの中国ペアに勝利。
日本は出だし2ゲームを先制されるも、怒濤の勢いで挽回し、4-3で勝利して悲願の #金メダル を獲得しました。#Tokyo2020 #gorinjphttps://t.co/oOdJnrK5cR pic.twitter.com/qyVF4YWOyZ— gorin.jp (@gorinjp) July 26, 2021
伊藤美誠、試合後に「イェーイ!」とハイタッチ
記者が現場から
/#卓球 混合ダブルス#伊藤美誠 選手と #水谷隼 選手が #金メダル 獲得!
\日本卓球界初の金メダルに日本チームが湧きました!#オリンピック #Tokyo2020https://t.co/2Pbvo8bX3n pic.twitter.com/jnveS6JPgN
— NHKスポーツ (@nhk_sports) July 26, 2021