
15日に新潟競馬場で行われる第56回・関屋記念(GIII、芝1600m)の過去10年データを紹介する。
ソングラインは牝馬ながら前走NHKマイルCで鼻差2着に惨敗したが、世代トップの末脚を繰り出した。ここは落とせない一戦となるだろう。
昨年の3着馬アンドラステは中京記念で重賞初勝利をあげた。勢いそのままに重賞2連勝を狙う。
エプソムCで僅差5着と好走したアトミックフォースは新潟大賞典で2着と当地好走歴がありここもチャンスはありそう。その他グランデマーレ、ロータスランド、シャドウディーヴァなども虎視眈々と勝利を狙っている。
ここでは予想のヒントになる「人気傾向」を分析していく。
◆【関屋記念2021/脚質傾向】馬券のポイントは逃げ馬を見つけること 過去には前決着で上位独占も
■4番人気は過去10年「4-1-1-4」 勝ち星は1番人気を勝る4勝
まず、過去10年の上位人気馬を読み解くと、1番人気【3-2-2-3】で、勝率30.0%、連対率50.0%、複勝率70.0%と信頼できる数字を叩き出している。なお2番人気は【1-1-0-8】で、勝率10.0%、連対率20.0%、複勝率20.0%、3番人気は【1-0-3-6】で、勝率10.0%、連対率10.0%、複勝率40.0%と信頼できない数字となっている。

また4番人気の成績を見てみると過去10年、【4-1-1-4】の勝率40.0%、連対率50.0%、複勝率60.0%と最も勝利を挙げており、単勝回収値も353と波乱の立役者となっている。実際、1番人気もしくは4番人気が複勝に絡まなかったのは1回(15年)しかない。
NHKマイルCで鼻差2着の3歳牝馬ソングラインが人気の中心となりそうだが、過去10年の人気傾向からも1番人気を素直に信頼し、4番人気をマークすることが馬券攻略のヒントとなりそうだ。
◆【関屋記念2021/前走ローテ】距離別成績も後押し、8連対を誇る前走「中京記念組」は要注目
◆【関屋記念2021/脚質傾向】馬券のポイントは逃げ馬を見つけること 過去には前決着で上位独占も
◆【関屋記念2021】ソングライン3歳真夏の大冒険 林師「挑戦者の立場で頑張りたい」
文・SPREAD編集部