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ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平投手は12日(日本時間13日)、本拠地でのトロント・ブルージェイズ戦に「1番・投手」でスタメン出場。
投手としては6回3安打2失点と試合を作り、自身6連勝で今季7勝目を挙げた。また、打者では初回、打球速度112マイル(約180キロ)の弾丸ライナーとなる二塁打を放った。続く第2打席は四球、第3打席は中飛、第4打席は見逃し三振、3打数1安打1四球で打率は268。大谷は6回でベンチに下がった。
エンゼルスは2回にフィル・ゴセリン、ジャレッド・ウォルシュのタイムリーなどで6-3でブルージェイズに勝利。連敗を2で止めて、勝率5割となった。
◆【動画/会見】大谷「調子はもっと上がっていく」好投の要因とは……
■「調子が良いというわけではない」
自己最多を更新する7勝目を挙げた大谷は、会見で「悪い時でも試合を作れているのはいいことだが、最高の状態ではないと思っている。フィジカル的には状態は良いと思うが、まだ上がってきている状態だと感じている。身体全体を使ってまだまだ上がると思う」と調子が上向き傾向にあるとした。
また、1番打者として出場していることに対して「基本的にはやることは変わらないが、後続にフレッチャーやウォルシュがいることによってストライクゾーンで勝負することも多くなってくる」と話した。
このコメントについて、現地放送局「バリースポーツ・ウエスト」がTwitterで反応し、「ショウヘイはまだ彼の潜在能力を発揮していないと言う」と驚きを隠せない様子だった。
大谷は38本塁打で2位のゲレーロJr.に3本差のトップ、打点ではゲレーロJr.が大谷と4点差でトップと、打撃成績では接戦と言えるが、今季7勝目と“二刀流”の活躍を続けている大谷。今後も両選手の熾烈なMVP争いから目が離せない。
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文・SPREAD編集部
■大谷「調子はもっと上がっていく」好投の要因とは……
Shohei says he hasn't hit his potential YET….□#WeBelieve I @Angels pic.twitter.com/0ZOxrt93WK
— Bally Sports West (@BallySportWest) August 13, 2021