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5日に新潟競馬場で行われる第57回・新潟記念(GIII、芝2000m)の過去10年データを紹介する。
前走函館記念で2着に3馬身差の快勝と波に乗るトーセンスーリヤは、今年の新潟大賞典で4着、昨年は1着と当地コースを得意としており、ここを勝てばサマー2000シリーズの王者は確実となる。ここは落とせないところ。
エプソムCで待望の重賞初制覇を果たしたザダルは近4走1800mのレースで結果を出しているように2000mの対応がカギになりそうだが勢いそのままに重賞2連勝といきたいところ。マーメイドS2着、中京記念3着と重賞でも力をみせているクラヴェルは牝馬ながら鋭く切れる脚を持っておりここでも力をみせられるか。
その他、ギベオン、パルティアーモ、リアアメリア、ヤシャマルなども虎視眈々と勝利を狙っている。
◆【新潟記念2021/脚質傾向】上位人気想定のクラヴェル、追込み脚質は勝率4.3%と不調
ここでは予想のヒントになる「人気傾向」を分析していく。
■注目は1番人気と同様の成績を残している「6番人気」
まず、過去10年の上位人気馬を読み解くと、1番人気【2-2-0-6】で、勝率20.0%、連対率40.0%、複勝率40.0%とまずまずの成績。2番人気は【3-0-0-7】で、最多となる3勝を挙げている。一方、3番人気は【0-1-2-7】と振るわない成績となっている。
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また、6番人気の好走が目立っており、【2-2-0-6】で、勝率20.0%、連対率40.0%、複勝率40.0%と1番人気と同様の成績を残しており今年も警戒が必要だろう。
サマー2000mシリーズ上位のトーセンスーリヤが人気の中心となりそうだが、混戦模様となりそうなだけに、過去10年の人気傾向からも最も勝ち星を稼いでいる2番人気を素直に信頼も、下位人気が勝利するアタマ荒れも想定しておくことが馬券攻略のヒントとなりそうだ。
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文・SPREAD編集部