【ゴルフ/パナソニックOP】“ダークホース候補”を独自選出 20代前半の若手が京都を沸かせるか | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【ゴルフ/パナソニックOP】“ダークホース候補”を独自選出 20代前半の若手が京都を沸かせるか

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【ゴルフ/パナソニックOP】“ダークホース候補”を独自選出 20代前半の若手が京都を沸かせるか
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国内男子ツアーのパナソニックオープンが、9月23日~26日の日程で京都府・城陽カントリー倶楽部にて開催される。20~21年シーズンも後半戦に差しかかり、賞金王争いもここから激しい戦いが予想されるなか、本大会にはプロアマ合わせて120選手が出場する。

SPREAD編集部では、独自の視点から有力選手や注目選手をピックアップ。これまでの戦績や持ち味、スタッツなどのデータ面を掘り下げて紹介していく。今回はツアー初勝利を目指す、20代前半の若手3選手に注目したい。

◆【2021パナソニックオープン/データ分析】カギは「飛距離よりも正確性」 城陽カントリー倶楽部と相性の良い選手は誰だ

■ツアー初Vを目指す大岩龍一

まず1人目は、プロ3年目で23歳の大岩龍一。日大を2年で中退し、国体優勝の実績を引っ提げて18年10月にプロ転向。19年はアジアンツアーの下部・ADTツアーに参戦しコンビファールプレーヤーズ選手権で初優勝を果たすと、AbemaTVツアーでは賞金ランキング20位に入り、今季のレギュラーツアー出場権を掴んだ。

21年は開幕の東建ホームメイトカップから、出場した5試合連続でトップ10入りを果たすなど好ダッシュ。先日のフジサンケイクラシックでも8位タイに入るなど、予選通過した試合はすべてトップ10に入る好成績を残している。

好成績の要因は、部門別データからも見て取れる。大岩は現在、平均パットとバーディ率がツアーで1位、平均ストロークが同7位タイなど、各指標で軒並み高い水準をマーク。総合的に優れたプレーヤーを判断する「メルセデス・ベンツ トータルポイントランキング」では、金谷拓実(3位)、星野陸也(5位)、石川遼(6位)ら、並み居るトッププロを抑えて堂々の2位につけており、いつ初優勝を果たしてもおかしくはない実力者だ。

今大会はプロでもアンダーが出にくいと言われる難コース、城陽カントリー倶楽部が舞台。精度の高いショットに加え、ショートゲームの正確さ、パッティングの技術など、総合力が問われるコース。これらがすべて高い水準のゴルフを見せている大岩が、ここでもその実力を発揮できれば、悲願の美酒に酔いしれる可能性は高い。

■植竹勇太は正確無比なショットで台頭

北海道出身の植竹勇太は、東北福祉大学では比嘉一貴らと同期で、17年にプロ転向を果たした25歳。AbemaTVツアーを主戦場とした19年は、賞金ランキングで16位に入り、同年のQTでも7位に入って、今季のレギュラーツアー参戦を果たしている。

21年はJAPAN PLAYERS CHAMPIONSHIPで、同郷で大学の二つ後輩にあたる片岡尚之が優勝し、1打及ばず敗れたが、キャリアハイの2位タイでフィニッシュ。続くアジアパシフィックダイヤモンドカップゴルフでも8位タイ、先週のANAオープンも途中まで優勝争いを演じるなど(最終13位タイ)、徐々に脚光を浴びる存在となってきた。

植竹の武器は、正確無比なドライバー。19年のAbemaTVツアーでは、パーオン率が4位と高い水準をマークし、今季はここまでフェアウェイキープ率が66.26%の5位と、ショットの正確性がスコアを作っている格好だ。

過去に城陽カントリー倶楽部で行われた大会のフェアウェイキープ率は、17年関西オープンが44.912%、09年アジアパシフィック パナソニックオープンがわずか36.364%と、全体的にフェアウェイを捕らえることが難しいコース。他の選手がショットで苦心するようなら、精度の高いショット力を持った植竹が台頭してくるシーンもありそうだ。

■ルーキーながら総合力の高い清水大成

今春に日大を卒業したばかりのルーキー・清水大成は、アマチュア時代からツアーに出場して上位を賑わせるなど、早くから大器と言われてきた逸材だ。

17年、大学1年時に日本学生ゴルフ選手権を制したが、1年での優勝は21年ぶりとなる快挙だった。同年から3年連続でブリヂストンオープンに出場し、それぞれ10位タイ、15位タイ、6位タイという成績でベストアマを獲得。昨年の日本オープンでも13位タイと上位に入りプロ宣言。20年のQTで5位に入り、今季のツアー出場権を得た。

21年は日本ゴルフツアー選手権での6位タイが最高順位だが、部門別データでは、平均パット「1.7368」はツアー5位、バーディ率が「4.06」で8位、イーグル率が「5.83」で4位と、それぞれ高い水準をマーク。300ヤード近い飛距離も魅力的で、小技のうまさにも定評がある。

大学時代は、同じくツアールーキーの同学年、桂川有人らとしのぎを削り、東北福祉大出身の金谷拓実はすでにツアー2勝、マスターズでは予選通過を果たすなど、同学年のライバルが世界でも活躍を見せている。清水も彼らの肩に並べられる力は持ち合わせており、今大会ではその背中に一歩でも近づける足がかりをつかみたい

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文・SPREAD編集部

《SPREAD》

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