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3日に中山競馬場で行われる第55回・スプリンターズS(GI、芝1200m)の過去10年データを紹介する。
昨年のスプリンターズS2着馬で、今年に入り香港スプリント、高松宮記念を優勝するなど国内外でスプリント王者として君臨しているダノンスマッシュはグランアレグリア不在の今年は落とせない一戦となりそう。レシステンシアは高松宮記念で2着も秋初戦のセントウルSで見事勝利、勢いそのままに2歳以来となるGI制覇を狙っている。
その他、3歳牡馬ピクシーナイト、サマースプリントシリーズのチャンピオンとなったファストフォースなども虎視眈々と狙っている。
◆【スプリンターズS2021/脚質傾向】レシステンシアに逃げ・先行“0勝”の不安データ 注目は最多9勝の「差し」
ここでは予想のヒントになる「前走ローテ」を分析していく。
■前走セントウルS組は優秀 注目はセントウルS2着のピクシーナイト
過去10年、最多勝利を挙げている前走ローテはセントウルS組の5勝。レシステンシアが1番人気に応えて、ピクシーナイトやカレンモエら強豪揃う中で1着となった。過去10年で9連対という好アベレージのデータからも、この馬の好走に期待したい。
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セントウルS 【5-4-3-46】勝率8.6%、連対率15.5%、複勝率20.7%キーンランドC 【2-1-5-34】勝率4.8%、連対率7.1%、複勝率19.0%安田記念 【2-1-0-6】 勝率22.2%、連対率33.3%、複勝率33.3%CBC賞 【1-0-0-2】 勝率33.3%、連対率33.3%、複勝率33.3%
好アベレージの前走ローテを使ってきた馬は、セントウルS組のピクシーナイト、クリノガウディー、ジャンダルム、タイセイビジョン、レシステンシア、ボンボヤージ、ラヴィングアンサーの7頭。
また、北九州記念組は過去10年で【0-1-1-14】と一見不振に陥っているようにみえるが、昨年はアウィルアウェイが北九州記念→スプリンターズSのローテで3着、18年のモズスーパーフレアも2着に好走するなど、2年連続で穴をあけている。今年の北九州記念組はファストフォース、アウィルアウェイ、モズスーパーフレアで、この3頭が波乱の立役者となることも想定しておきたいところ。
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文・SPREAD編集部