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3日に中山競馬場で行われる第55回・スプリンターズS(GI、芝1200m)の過去10年データを紹介する。
昨年のスプリンターズS2着馬で、香港スプリント、高松宮記念を優勝するなど国内外でスプリント王者として君臨しているダノンスマッシュはグランアレグリア不在の今年は落とせない一戦となりそう。レシステンシアは高松宮記念で2着も秋初戦のセントウルSで見事勝利、勢いそのままに2歳以来となるGI制覇を狙っている。
その他、3歳牡馬ピクシーナイト、サマースプリントシリーズのチャンピオンとなったファストフォースなども虎視眈々と狙っている。
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ここでは予想のヒントになる「人気傾向」を分析していく。
■1番人気は素直に信頼も下位人気の好走で波乱アリ
まず、過去10年の上位人気馬を読み解くと、1番人気は【5-1-1-3】で、勝率50..0%、連対率60.0%、複勝率70.0%と馬券を外したことは3回しかなく、最も信頼できる数字となっている。2番人気は【2-3-0-5】とこちらはまずまずの成績となっている。3番人気は【2-2-0-6】と2勝を挙げており、単勝回収値も204%と人気以上の好走も目立っている。
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また、10番人気以下の好走が目立っており、昨年の3着馬アウィルアウェイ(10番人気)をはじめ、大荒れとなった18年のラブカンプー(11番人気2着)、ラインスピリット(13番人気3着)、15年サクラゴスペル(11番人気2着)に加え、新潟開催となった14年の覇者スノードラゴン(13番人気)など短距離GIらしく波乱含みの難関レースとなっている。
国内外GI馬のダノンスマッシュや前走快勝のレシステンシアらが人気の中心となりそうだが、他は混戦模様となりそうなだけに、過去10年の人気傾向からも最も良績を集めている1番人気を素直に信頼し、下位人気の好走も想定しておくことが馬券攻略のヒントとなりそうだ。
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文・SPREAD編集部