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24日に横浜・ぴあアリーナMMで開催される「Yogibo presents RIZIN.31」のメインカードで、現RIZINフェザー級王者として初の防衛戦に挑む斎藤裕が14日、オンラインで練習を公開した。
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■「負けたら次はないという気持ちは変わらない」
練習後にインタビューに応じた斎藤は、DEEPフェザー級王者・牛久絢太郎相手の防衛戦について、「早く終わるに越したことはないですけど、焦ってはない。しっかり3ラウンドやる中で、“攻め時”を冷静に見極めたいなと思っています。とにかく変に力入れて、最初から倒しに行くのは考えていないです」と語り、理想のフィニッシュについては「ワンパンチ、ワンパンチKO」と、冷静にKOの機会を狙っていく姿勢を示した。また、セコンドにはRIZIN漢塾の“塾長”こと石渡伸太郎がつくと明らかにした。
初の防衛戦に対して、特別な気持ちがあるかという問いに対しては、「今回はRIZINのメインイベントで防衛戦ということで、本当にたくさんの人を巻き込んでいるのは自分でも感じている」としつつも、「基本的に、試合は勝ちか負けしかないので、戦いに挑むという意味では今までの試合と変わらずに、負けたら次はない、という気持ちでやってはいます」と自身の姿勢に変わりはないと強調した。
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(C)RIZIN FF
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RIZIN初参戦のライト級ファイター・アキラ(C)RIZIN FF
この日の公開練習で相手役を務めたアキラは、斎藤よりも一階級上のライト級ファイター。練習の“狙い”について斎藤は、課題克服と海外勢との対戦を見据えているとした。
「自分の思い通りの戦いができるように、というのがずっと自分の課題ではあるんですけど……パワーがある選手に対して自分の動きができるか。ずっとアキラさんとは練習してるので、そういった意味では免疫というか、海外勢なんかは特に一階級上のパワーを持っていたりするので、すごくいい練習をさせてもらっています」。
「期待もあると思うので、どんどんやっていきたい」と、海外勢との試合についても前向きな姿勢を示した斎藤。さらなる高みを目指すため、初防衛戦で狙うは完勝の二文字だけだ。
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文・SPREAD編集部