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17日に阪神競馬場で行われる第26回・秋華賞(GI、芝2000m)の過去10年データを紹介する。
競馬界で圧倒的な存在感を現し続けている白毛馬ソダシ。オークスでは距離の壁があったものの、古馬混合戦の札幌記念で強豪揃う中、距離の壁を乗り越え見事一着となった。同じ距離となる2000mでは負けられないところで世代を牽引してづけるのはやはりこの馬か。
ソダシを破り見事オークス馬となったユーバーレーベンはもともと右回りが得意で阪神競馬場に戻るのは歓迎のクチ。ソダシの最大のライバルとして立ちはだかるだろう。
アンドヴァラナウトは前哨戦のローズSを圧勝。1勝クラスからの昇級戦だったがその勝ちっぷりは圧巻でここでも通用するだろう。その他オークス2着馬アカイトリノムスメ、アールドヴィーヴル、ファインルージュも虎視眈々と狙っている。
ここでは予想のヒントになる「人気傾向」を分析していく。
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■1番人気は素直に信頼も3番人気の好走で波乱アリ
まず、過去10年の上位人気馬を読み解くと、1番人気は【4-1-1-4】で、勝率40.0%、連対率50.0%、複勝率60.0%と4勝を挙げている上、馬券を外したことは4回しかなく、最も信頼できる数字となっている。2番人気は【1-3-0-6】と上位人気の中では振るっていない。一方、3番人気は【4-0-1-5】と1番人気に並ぶ勝利数を挙げており、単勝回収値も279%と度々穴をあけている。
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また、5~10番人気の中穴も各年で好走しており今年も注目が必要だろう。
白毛馬ソダシとローズS覇者アンドヴァラナウトが人気を分け合う形となりそうだが、他は混戦模様となりそうなだけに、過去10年の人気傾向からも最も良績を集めている1番人気を素直に信頼し、3番人気の好走も想定しておくことが馬券攻略のヒントとなりそうだ。
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文・SPREAD編集部