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総合格闘技イベント「Yogibo presents RIZIN.32」は20日、沖縄アリーナで行われ、メインマッチの「RENA vs. 山本美憂」は、2ラウンドTKOでRENAが勝利した。
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■「お互いボロボロになるまでいい試合ができた」
2016年9月25日、レスリングから総合格闘技へ転身した山本美憂のデビュー戦の相手がRENA。この時は1ラウンド4分50秒でRENAがニンジャチョークによる一本勝ちを収め、それから5年ぶりのリマッチとなった。
第1ラウンドは、RENAのローキックに対し山本はフックで応戦。序盤は打撃が続いたが残り1分、山本がタックルでテイクダウンを奪い、パウンドに持ち込もうとする。しかし、これを阻止したRENAが逆に腕十字を極めにかかる。それでも山本がひっくり返すなど、二転三転の攻防が繰り広げられた。
第2ラウンドは開始早々からグラップリングの展開へ。山本が上、RENAが下のポジションからお互い打撃でスタミナを削りながらチャンスを伺う。しかし、再び立ち上がり、今度は飛び込んできた山本の顔面にRENAが膝蹴りを合わせると、この一撃で勝負あり。崩れ落ちた山本にRENAがマウントを取り、そこからパンチを振り下ろし、防戦一方になった山本。ここで試合終了のゴングが鳴った。
5年越しのリマッチを制したRENAは「山本美憂さんがいたから、ここまで女子格闘技をつくることができて、お互いボロボロになるまでいい試合ができたと思います。また沖縄のリングに立ちたいと思いますので、これからも応援よろしくお願いします」と延べ、お決まりの「1、2、3、シュート!」で締めくくった。
また、山本美憂にもマイクは向けられ、大粒の涙を流しながら「ただいま、今ここに私のことをいっぱい愛していくれる沖縄の友達がいることを実感しました。友達の前で勝てなくて、本当にごめんなさい」と悔し涙を見せたが、最後は「これからも応援よろしくお願いします」と振り絞るように笑顔を見せた。
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文・SPREAD編集部