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「GQ MEN OF THE YEAR 2021」の授賞式が24日、都内で行われ、柔道の阿部一二三と詩兄妹、サーフィンの五十嵐カノアと都筑有夢路、スポーツクライミングの野口啓代、スケートボードの堀米雄斗の計6名が「ヒーロー・オリンピアン賞」を受賞した。
都筑は「率直に嬉しい気持ちでいっぱいで、こんなに素敵なドレスを着られてメイクアップもしてもらえて、お姫様みたいな気分。今まで頑張ってきてよかったなと思いました」と喜びを口にした。
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■「精神性も含めて美しい」
今年は「勇者たちの年に、勇者を讃えよう」をテーマに、各分野で圧倒的な活躍をした人物が選出され、オリンピアン以外にも、北大路欣也、有村架純、北村匠海らを始めとする錚々たる全11組21名が選出された。
オリンピアン6名の選出理由について、鈴木正文編集長は「誰の人生にも一番美しいときがあり、(受賞者たちは)最も今美しい人間だと思う。それはスポーツのおかげでもあるし、彼ら自身のやってきたこと、精神性も含めて。その美しさに対して、メン・オブ・ザ・イヤーを与えたい」と語った。
阿部兄妹は東京五輪で柔道五輪史上初となる“兄妹同日金メダル”を達成。新種目のサーフィンでは五十嵐が銀メダル、都筑は最下位から敗者復活戦で勝ち進み、銅メダルを獲得した。同じく新種目のスポーツクライミングでは、引退を宣言して臨んだ野口が銅メダル、スケートボードでは堀米が金メダルを獲得し、日本に感動を与えた。
■勇者たちの人間味溢れるコメントも
各選手は緊張した面持ちで一人ずつ登壇し、受賞の喜びと、今年の振り返りを口にした。
ワールドカップで21勝を挙げた野口は「8月に東京五輪があってそこでメダルを獲ることができたり、私にとって現役引退となる大会でもあったので、クライミング人生の集大成となるような年だった」とやり切った様子で振り返った。
阿部詩は、今年のテーマにちなんで勇者は誰かという質問に対し「兄」と回答。「いつも私の前を歩いてくれている存在なので」と可愛らしい笑顔で兄・一二三について語った。
五十嵐は「ものすごいプレッシャーを感じたが、すごく勉強になったし、いい成績を出せた。日本の皆さんにも嬉しい気持ちを伝えられていたら嬉しい」とコメント。都筑は来年について、「これからもどんどん成長し続けられる年にしたい」とさらなる飛躍を目指すとした。
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文・SPREAD編集部