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シーズン前にワシントンDCに戻りながら11月までまったく復帰のメドが立っていなかったワシントン・ウィザーズの八村塁が1日(日本時間2日)、ミネソタ・ティンバーウルブズ戦のコートサイドに現れ、チームメートと会話するなど、数カ月ぶりにその元気な姿を見せた。八村が試合会場に姿を見せたはNBAが10月19日に開幕して以来、初めて。
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■HCもコメント「調整は順調に進んでいると思う」
ウィザーズはまた公式Twitterにウェス・アンセルドJr.ヘッドコーチの動画コメントも公開。HCは先月15日、現チームのラインナップがうまく機能している点と八村が実戦練習を積めていない点を鑑み、Gリーグでのプレーなどを示唆していたもののその後、八村の調整が順調に進んでいると見え、この日は「今日はシューティングに参加したよ。スクリプトを確認し、ルーティンのドリルワークもこなした。ただ、まだチームとしての練習には参加できていない。それでも、思ったよりも(八村の)調整は順調に進んでいると思う。(もちろん、チーム練習に参加してもらおうと思うが)まだまだ日々の進捗の次第だ。(八村には)心に余裕を持って調整してもらいたいと思う」とその順調ぶりを口にした。
ただし、このコメントでも八村のメンタル面に触れたおり、かねてから伝えられる通り問題点としてはフィジカルよりもメンタルであることが察しられた。
同じ動画ではチームメート、センターのダニエル・ギャフォードもコメント。
「(八村は)まったく焦ることはないし、じっくり調整してもらえればと思うよ。彼には必要なだけ時間をかけてもらいたい。彼がコートに姿を表したのを見るだけで、すぐに復帰してくれるかと期待が膨らむけどね。毎日の積み重ねだと思うし。とにかく嬉しいのは、これまで通り彼の顔を見られたということだよ。彼はまったく変わっていなくて、いつもポジティブでそのエネルギーを周りに与え、日々努力を重ねる同じ八村だ。とにかく彼が練習に参加できて嬉しいよ」とやはりメンタルについて案じている様子が窺えた。
ファンにとっても、とにかくチームと一緒にいる八村の姿を目にできただけでも、まずはひと安心。シーズンが進む中で、八村の躍動する姿をコート上に見ることができると期待したい。
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文・SPREAD編集部
#八村塁 選手がベンチに帰ってきました。#ウィザーズ|#DCAboveAll pic.twitter.com/wHT2PHZAuz
— ワシントン ウィザーズ (@washwizardsjp) December 2, 2021