
米老舗スポーツ誌「スポーツ・イラストレイテッド」は、毎年恒例の「スポーツパーソンオブザイヤー」を7日(日本時間8日)、発表した。今年2月のスーパーボウルを制し、5度目のMVPに輝いたNFLタンパベイ・バッカニアーズのQBトム・ブレイディが16年ぶり2度目、44歳での受賞となった。ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平投手は選ばれなかった。
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■NFLトム・ブレイディが16年ぶり受賞
「大谷落選」の一報が伝わると、米メディアやファンからSNSなどで疑問の声が噴出。米放送局「Fox Sports」のベン・バーランダー氏は「同意できない。ショウヘイ・オオタニ以外は考えられない」と投稿。また、MLBネットワークのジョン・ヘイマン記者は「私の選択はショウヘイ・オオタニだ」とツイートするなど物議を醸す結果となった。
そのほか、ネットユーザーも大谷が選出されなかったことに反論。「誰も同意しない」「オオタニの賞が盗まれた」などのコメントがあった。
ただ、受賞したブレディは今年2月のスーパーボウルを制覇。ペイトリオッツ時代を含め、選手として最多となる通算7度目の優勝を果たし、5度目のスーパーボウル最優秀選手に選出されるなど強烈な印象を残したことは確かで、受賞を妥当とする意見も少なくなかった。
■インターネット検索大賞は大谷一択
「スポーツパーソンオブザイヤー」には選ばれなかった大谷だが、インターネットで今年最も検索数が上昇した人物や作品などを表彰する「Yahoo!検索大賞」では「大賞」に輝き、「アスリート部門」とのダブル受賞となった。
また、米グーグル日本法人が発表した「2021年Google検索ランキング」でも「話題の人」「スポーツ選手」でトップを獲得。やはり2021年は、世間の注目が大谷に集まっていたことを証明した。
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文・SPREAD編集部