【ダカール・ラリー】TOYOTA GAZOO Racingのナッサー・アルアティヤ組が総合優勝「最高の気分!」 アリ・バタネンの4度制覇に並ぶ | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【ダカール・ラリー】TOYOTA GAZOO Racingのナッサー・アルアティヤ組が総合優勝「最高の気分!」 アリ・バタネンの4度制覇に並ぶ

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【ダカール・ラリー】TOYOTA GAZOO Racingのナッサー・アルアティヤ組が総合優勝「最高の気分!」 アリ・バタネンの4度制覇に並ぶ
【ダカール・ラリー】TOYOTA GAZOO Racingのナッサー・アルアティヤ組が総合優勝「最高の気分!」 アリ・バタネンの4度制覇に並ぶ 全 1 枚 拡大写真

世界ラリーレイド選手権W2RC)開幕戦、「ダカール・ラリー2022」は14日、サウジアラビアのビシャからジッタを目指す最終ステージが開催され、TOYOTA GAZOO Racing(TGR)ヘンク・ラテガンが1時間35分19秒とトップで制したものの、同僚のナッサー・アルアティヤが7分53秒遅れの19位で終え、このステージ4位フィニッシュしたBRXのセバスチャン・ローブを27分46秒の差で抑え、2022年の総合優勝を飾った。

アルアティヤは自身4度目の制覇となり、レジェンド・ドライバー、アリ・バタネンとならんだ。またトヨタは2019年の初制覇以来、3年ぶり2度目の栄冠を手にした。

トヨタとアルアティヤは、今大会のために投入されたまったく新しいGRダカールハイラックスT1+でステージ1からリード。ランドクルーザー300のV6ガソリン・ツインターボエンジンを搭載、よりも大径のホイールと、シングルショックアブソーバーにより伸びたストロークにより力強い外観を持つ新型車で必勝を期し、アフリカのカラハリ砂漠などで入念なテストを重ね、その努力が見事結実したかたちとなった。

総合順位では、世界ラリー選手権WRC)で「絶対王者」とまで呼ばれたローブに終始2位に付けられ、そのスピードに脅かされるかに思われたが、アルアティヤも12のステージ中3度首位でフィニッシュし、さらに「砂漠の王」の異名にふさわしいステディな走りを本ラリーレイドで終始見せつけ、栄冠を手にした。

◆ステージ11はまたもアウディのカルロス・サインツが勝利 トヨタのエース「砂漠の王」ナッサー・アルアティヤは4度目の戴冠に王手

自身4度目の制覇を遂げたアルアティヤは「ダカールでの勝利は最高の気分です! 我々は序盤からラリーをリードし、大会を通してペースをコントロールしてきましたが、それを成し遂げての勝利は格別です。TOYOTA GAZOO Racingとサポートしてくれたスポンサーの皆様に感謝します。また、この素晴らしいGRダカールハイラックスT1+を生み出してくれた、チーム代表兼テクニカルマネージャーでもあるグリン・ホールにも感謝しています。最高のダカールでしたし、本当に嬉しいですと、その喜びを爆発させた。

また、TGRチーム代表のグリン・ホールは「ナッサーとマシュー、そして我々チーム全員にとっても本当に最高の勝利です。新しいGRダカールハイラックスT1+が、デビュー戦のダカールラリーで勝利でき、感激しています。この勝利を、長年にわたってTGRのダカールプロジェクトをサポートし続けてくれたヨハン・ファン・ゼイル博士に捧げます。今年成し遂げたこの勝利を心から誇りに思っていますし、きっと博士も喜んでくれていると思います」とTGRの隆盛に尽力し、昨年7月に逝去した欧州トヨタ元CEOへの感謝も忘れなかった。

TOYOTA GAZOO Racingは昨シーズンより世界耐久選手およびル・マンを制し、さらにWRCでもセバスチャン・オジェが年間王者に輝き、参戦しているすべてのカテゴリーにおいて黄金期を迎えているとして過言ではない。この「トヨタ帝国」とも形容できる時代は、いつまで続くのか、今後のレース界を占う意味でも、ぜひ着目しておきたい。

ステージ12(最終日)結果

1. Henk Lategan/Brett Cummings (TOYOTA GAZOO Racing) 1h35m19s2. Stephane Peterhansel/Edouard Boulanger (Audi) +49s3. Brian Baragwanath/Leonard Cremer (Century) +1m51s4. Sebastien Loeb/Fabian Lurquin (Bahrain Raid Xtreme) +2m20s5. Vaidotas ?ala/Paulo Fiuza (X-raid Mini) +3m25s

19. Nasser Al-Attiyah/Mathieu Baumel (TOYOTA GAZOO Racing) +7m53s

総合順位

1. Nasser Al-Attiyah/Mathieu Baumel (TOYOTA GAZOO Racing) 38h33m03s2. Sebastien Loeb/Fabian Lurquin (Bahrain Raid Xtreme) +27m46s3. Yazeed Al Rajhi/Michael Orr (Overdrive Toyota) +1h01m13s4. Orlando Terranova/Dani Oliveras Carreras (Bahrain Raid Xtreme) +1h27m23s5. Giniel De Villiers/Dennis Murphy (Toyota) +1h41m48s6 Kuba Przygonski/Timo Gottschalk (X-raid Mini) +1h53m06s7 Mathieu Serradori/Loic Minaudier (SRT Racing Century) +2h32m05s8.SEBASTIAN HALPERN/BERNARDO GRAUE (X-raid Mini) +2h38m26s9. Mattias Ekstrom/Emil Bergkvist (Audi) +2h42m11s10. VAIDOTAS ZALA/PAULO FIUZA (X-raid Mini) +3h31m55s

◆TOYOTA GAZOO Racing、エースのナッサー・アル-アティヤを筆頭に4台体制でダカールラリー2022参戦を発表 「T1+」クラスに新型投入

◆「世界一過酷」な大砂漠のレース、その光と影 ダカールラリー2021を振り返って

◆世界一過酷なモーターレース「パリダカールラリー」を振り返る

文・SPREAD編集部

《SPREAD》

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