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ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平が、人気野球ゲームソフト「MLB The Show 22」のカバーアスリートに起用されたことが31日(日本時間2月1日)、発表された。同ゲームは米国を中心に世界的人気を誇り、2006年からシリーズ化され、22年で16本目。主に発売前年に活躍した選手が起用され、21年はフェルナンド・タティスJr.(サンディエゴ・パドレス)が飾った。
大谷は「伝統あるゲームの表紙に選ばれ、非常に光栄」とコメントした。なお、発売は4月5日に予定されている。
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■大谷「ゲームファンを野球ファンに」
MLB公式サイトによると、カバーアスリートの発表はニューヨーク州・マンハッタンのタイムズスクエアにある巨大ビル群の電光掲示板で行われた。カウントダウンが終了するとスクリーンが暗転、そして大谷のプレー映像が映し出された後、新作ゲームの表紙が公開されたという。
大画面をジャックするド派手な演出に米メディアも速報。MLB公式Twitterが「It’s Sho-Time」とつづると、エンゼルス公式Twitterは「今すぐ予約を」と商品の宣伝役を買って出た。「ESPN」が伝えるところでは、大谷は今回の抜擢により、米4大スポーツを題材にしたビデオゲームの表紙を飾る初のアジア人アスリートとなったという。大谷も「アジア人の中には、まだ僕のことを知らない人もたくさんいると思う。The Showの表紙を飾ることで、まだ僕のことを知らない人たちにも名前を知ってもらえるといいんだけどね」とコメントした。
昨シーズン、「二刀流」として活躍し、ア・リーグMVPをはじめ数々の賞を受賞した大谷。カバーアスリート選出も順当に見えるが、発表前にはシカゴ・カブスへ移籍したマーカス・ストローマン投手ら別の選手を推すTwitterも拡散。これを受けて、エンゼルスの情報を発信する「halo hangout」が「ショウヘイ・オオタニがカバーから外れる理由はない」とし、「オオタニよりふさわしくない選手を推す馬鹿げたツイートもたまに見かける」と、大谷以外にあり得ないとする記事を急きょ掲載するなど表紙予想を巡り、話題が沸騰していた。
たかがゲーム、されどゲームということか。大谷は「ファンにはいくつかのタイプがあります。ビデオゲームをプレイするのは好きだけど、実際には試合を観ないというファンもいると思います。その逆で、試合は見るけど、ビデオゲームはやらないという人たちもいます。私は野球人気を取り戻し、ビデオゲームを見ている人たちにとっての見本になりたいと思っています」と話し、ゲームファンが野球ファンになってくれることを願っていた。
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文・SPREAD編集部
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