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北京五輪は10日、スノーボード女子ハーフパイプ決勝が行われ、前回の平昌大会で8位の冨田せなが88.25点で銅メダルを獲得した。日本人の女子選手が同種目でメダルを獲得するのは、1998年の長野大会で新種目として採用されて以来7大会目にして初の快挙。冨田が日本ハーフパイプの歴史を塗り替えた。
金メダルは94.00点で平昌五輪から2連覇達成のクロエ・キム(アメリカ)、銀メダルは90.25点のケラルト・カステリェト(スペイン)。日本勢はせなの妹・冨田るきが80.50点で5位入賞、現役高校生の小野光希が71.50点で9位だった。
◆【実際の映像/ハイライト】銅メダリストの冨田せな、高さあり技ありの大胆滑走で魅せる!より高みを目指して攻め続ける姿勢に注目
■冨田は攻めの姿勢を崩さず
冨田せなは、1月22日に行われた世界トップクラスの選手らが集う招待制大会「Xゲーム」で悲願の初優勝を果たし、うれし涙を流した。今大会の決勝も1回目で86.00点といきなり高得点をマークすると、2回目はさらに高さもあり、高難度の技に挑戦することで88.25点と得点を上げて3位につけ、3回目はさらに上位を目指し大技を狙うも結果は転倒。世界大会初優勝の勢いそのままに、挑戦を貫く攻めの姿勢で、見事に銅メダルを獲得した。
11日には男子ハーフパイプ決勝戦が行われる。男子は3回目の五輪出場で金メダル最有力の平野歩夢、歩夢の弟・海祝、さらに平野流佳、戸塚優斗と日本勢4人が決勝戦に進出している。
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文・SPREAD編集部
【#北京オリンピック】ハイライト
□#スノーボード 女子ハーフパイプ決勝
□□#冨田せな 選手が2度目の #オリンピック で念願のメダル獲得。最初の2本でレベルの高いエアを揃えてハイスコアをマークし、見事 #銅メダル に輝きました。#Beijing2022 #gorinjphttps://t.co/oOdJnrK5cR pic.twitter.com/h2TIXXGwOy
— gorin.jp (@gorinjp) February 10, 2022