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北京五輪スピードスケート女子団体追い抜きで銀メダルを獲得した高木菜那が22日、自身のインスタグラムを更新。連覇を狙った女子団体追い抜き、マススタートで転倒し、涙を流した五輪を振り返り、現在の心境を明かした。
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■「皆さんの声なかったらどうなっていたんだろう」
高木菜はまず「北京オリンピックが終わりました。皆さんの応援、励ましのメッセージ届いていました。凄く辛かったのですが皆さんの声が私を支えてくれました。この声がなかったらどうなっていたんだろうと思うくらい心が救われました。本当にありがとうございました」と感謝の気持ちをつづった。
1500メートルは、同走の中国選手に進路を阻まれる不運もあり8位。連覇を狙って臨んだ女子団体追い抜きとマススタートでは、いずれも最終コーナーで転倒した。アクシデントが続いた五輪に関しては、「正直凄く悔しいです。あの結果を受け入れるのにはまだ時間がかかりそうです」と心境を吐露。ショックを完全に払しょくするには至っていないことをうかがわせたが、「それでも笑顔でいようと思えたのは、皆さんの『笑顔が見たい』という声、そしてこの3人がずっと隣で支えてくれていたからです。この4人じゃなければここまで強くなれませんでしたし、この4人じゃなければ2大会連続メダル獲得にはなりませんでした。みさき、みほ、あやの本当にありがとう! そして最後まで応援してくださった皆様。本当にありがとうございました!」と記した。
五輪は終わったばかりだが、休息はない。3月3日からノルウェーで世界スピードスケート選手権が行われ、同12日からはオランダでワールドカップファイナルが開催される。気持ちを切り替えて、レースに臨んでほしい。
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文・SPREAD編集部