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ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平は今キャンプ初めてブルペンに入り、捕手を座らせて24球を投げ込んだ。この日は他にダッシュなどを行い、グラウンドで約1時間汗を流した。前日はフリー打撃で140メートル弾を見せるなど、投打とも順調な仕上がり。練習後は会見に応じ、今季に懸ける思いを語った。
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■マドン監督「イニング数は増える」
ブルペンに足を運んだ大谷は、アルトゥロ・モレノ・オーナーやペリー・ミナシアンGMが見守る中、捕手を座らせて24球、熱のこもった投球を披露した。直球中心に変化球も投じ、最速は90マイル(約145キロ)を計測したという。
練習後、会見に臨んだ大谷は「去年と同じことをやって、去年と同じスタッツではいけないという思いがあります。もっともっと上を目指して頑張りたいなと思います」と、さらなる飛躍を目指す考えを表明。これを受けて、MLB公式サイトは「ハングリー精神旺盛なオオタニは、アンコールに応える」という見出しで記事を掲載。飽くなき向上心を持ち、弛まぬ努力を続ける「二刀流」について、昨季に比肩する活躍を期待した。
注目の開幕投手について、大谷は「やってみたい」とコメントしたが、ジョー・マドン監督は「投手としては昨年よりイニング数が増えるかもしれない」としつつも、開幕戦での起用については明言を避けている。また、同じく関心が集まってる契約延長の話題に関して、交渉があったのか、なかったのか問われた大谷は「キャンプが進行中なので、そういうことは考えないようにしています。代理人がやってくれています」とかわした。さらに、「シーズン中に契約延長の話が出た場合、応じるか」という質問に対しても、「シーズンに集中したい。シーズン中にアプローチされようがされまいが、すべて代理人に任せています」と、自らの意思を発信することは控えた。
米地元紙「オレンジ・カウンティ・レジスター」は、この開幕投手抜擢と契約延長の話題について触れ、「マドンは、オオタニを開幕投手として起用するという、むしろ当然の選択について口を閉ざしているが、オオタニは、もっと興味をそそる問題(契約延長交渉)についてほとんど語っていない」と記した。
次はメジャー史に残る超大型契約が予想される大谷。シーズン中の交渉は避けたいとの思いがあるとしたら、今後は開幕までの間に何らかの動きがあるのかどうか、ここにも注目が集まっている。
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文・SPREAD編集部