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ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平が28日(日本時間29日)、米アリゾナ州テンピで行われたオークランド・アスレチックスとのオープン戦に「1番・DH」でスタメン出場。2試合ぶりの安打を放つなど3打数1安打だった。
また、大谷とともに今季ローテーションの核となるノア・シンダーガードがオープン戦初登板。3回2/3を投げて1安打1失点、1四球4奪三振という好投を披露した。
◆【投球の映像】1番・DHの大谷翔平は1回・初球から振り抜いて痛烈な右前打を放つ
■大谷、初球を見逃さず右前安打
初回、先頭打者として打席に入った大谷。相手右腕ブラックバーンの初球をいきなり振り抜くと、打球は右前へ。今季は「1番」での出場が増えそうな二刀流が、しっかり仕事を果たした。第2打席は空振り三振。第3打席はまたしても初球を捉え、鋭い当たりを飛ばしたが、これは二塁ベース付近、一塁寄りに守っていた遊撃手に好捕された。
7回に4打席目が回ってきたところで代打を送られ、退いた大谷。これでオープン戦は、打者として6試合に出場し、12打数3安打(1本塁打)で打率2割5分、5四球となった。
この日は、大谷とともに二枚看板を形成するノア・シンダーガードがオープン戦に初登板。味方のエラーなどでピンチを招く場面もあったが、結局3回2/3を投げて1安打1失点、1四球4奪三振という上々の投球を披露した。
米地元紙「オレンジ・カウンティ―・レジスター」によると、シンダーガードは試合後、「感触は本当に良かった」と手応えを感じていたようで、「ベンチに入ってファンの姿を見た時は本当に興奮した」と振り返っていた。また、ジョー・マドン監督は「彼の投球は素晴らしかった。速球は92~95マイル(約148キロ~約153キロ)だったが、もっと速くなるだろう」とコメントしたという。
■完全復活を期すシンダーガード
同投手はニューヨーク・メッツ時代の2020年3月にトミー・ジョン手術を受け、昨季は2試合の登板にとどまった。エンゼルスに移籍した今季は心機一転、完全復活を期すシーズンとなる。メッツ時代は718イニングで777奪三振、防御率3.32を記録し、球界最高の投手の一人と言われた剛腕。
大谷との二枚看板は、MLB公式サイトが「今季新たに生まれた最高デュオ」の一組としてピックアップしており、昨季ア・リーグMVPの「二刀流」と5000球以上投げている先発投手の中で最速となる平均球速97.9マイル(約157キロ)を記録しているシンダーガードのローテコンビに太鼓判を押した。
この日は1番大谷、2番マイク・トラウト、3番アンソニー・レンドン、4番ジャスティン・アップトンという仕様の打線で臨み、7-2でアスレチックに快勝。シンダーガードも初登板で上々の投球を見せるなど、開幕に向けてエンゼルスの調子が上がって来た。
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文・SPREAD編集部
【 #エンゼルス 】#大谷翔平 が初回の1球目からシフトを突破する強烈なヒット!!恐怖の1番が敵軍にプレッシャーを与えます□#日本人選手情報#スプリングトレーニング pic.twitter.com/CMN5XQz5Ex
— MLB Japan (@MLBJapan) March 29, 2022