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プロ野球のパ・リーグは、ソフトバンクが7連勝を記録するなど好スタートを切った。その一方で、昨年のリーグ覇者・オリックスは開幕から2カード連続でカード負け越しとなるなど、ここまで借金1となっており、浮上のきっかけを掴みたい。
ここでは、両チームの先頭打者に着目したい。
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■対照的な両打者
球団67年ぶりの開幕7連勝を飾ったソフトバンクと昨季のリーグ王者で今季4勝5敗のオリックスの対戦。昨季はオリックスが13勝11敗1分とやや優勢だったが、今季初顔合わせはどうなるか。
絶好調ソフトバンクの注目は、高卒6年目の23歳、三森大貴。昨年途中から1軍に定着し、シーズン86試合出場で打率.249をマーク。迎えた今季は、開幕から「1番・セカンド」としてスタメン出場を続け、6試合連続安打を記録するなど26打数8安打、打率.308と好スタートを切った。何よりも評価できるのが、現在リーグ2位の出塁率.438。ここ数年、チームが探し続けていた「不動のリードオフマン」として、昨季対戦打率.191(47打数9安打)、出塁率.235と相性は良くなかったオリックス相手に、自らの成長をアピールできるか。
対するオリックスの1番は、福田周平だ。こちらも昨季途中から1番打者に定着。2年ぶりとなる規定打席に到達し打率.275、出塁率.354を記録した。今季も4月3日の日本ハム戦のみ代打での出場となったが、それ以外は1番打者としてスタメン出場を続けている。だが、ここまでの成績は32打数6安打の打率.188で出塁率.278で「リードオフマン」の働きは見せられていない。
チーム打率.209と調子が上がっていないオリックス打線全体としても、「1番・福田」が数多く塁に出ることが必要。今カードでは、三森よりも多く出塁できるかどうか。今季の初顔合わせでは“リードオフマン対決”が大きな鍵を握る。
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記事提供:ベースボール・タイムズデータ提供:野球DB