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開幕から9勝3敗と好スタートを切った巨人と昨季の日本シリーズ覇者ながら今季ここまで5勝6敗と波に乗り切れないヤクルトとのシーズン2度目の対戦となる。神宮での前回3連戦は巨人が3連勝。東京ドームを舞台にした今回はどうなるか。
なんと言っても注目は両チームの「4番」だろう。
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■本塁打王同士の「4番対決」に注目
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昨季、岡本和真は143試合に出場し、打率.265ながら39本塁打、113打点と2冠に輝いた。一方の村上宗隆はやはり143試合に出場、おしくも112打点と2冠を逃したが岡本と同様39本塁打で本塁打王を獲得、その打棒でチームを日本一に導いた点は記憶に新しい。2人の争いは、セ・リーグの新しい見どころとして過言ではないだろう。
岡本は、ここまで打率.304(46打数14安打)、3本塁打、10打点と上々の数字を残しているが、前回のヤクルト3連戦では、本塁打1本も12打数2安打の打率.167と“当たり”は少なかった。一方、ここまで打率.257(35打数9安打)、3本塁打、8打点の村上宗隆も、前回対戦では3試合で10打数1安打の打率.100と抑え込まれた。
巨人・菅野智之、ヤクルト・原樹理からスタートする3連戦の先発ローテーションを考えると、前回とは異なる先発投手陣との対戦が予想されるだけ、両者がどう対応し、その中で4番としての仕事をしっかりと遂行するかが勝敗をわける。
シーズン39発で本塁打王を分け合った両者。岡本は10本塁打をヤクルト戦で、村上は8本塁打を巨人戦で放った。果たして今カードで「4番の一発」が飛び出し、チームを勝利に導くことができるだろうか。
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記事提供:ベースボール・タイムズデータ提供:野球DB