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まさかの開幕9連敗スタートから、ここまで1勝15敗1分の勝率.063と低迷する阪神タイガースは、本拠地・甲子園に宿敵・巨人を迎える今カード。もはやバラエティ番組のニュース・コーナーでも矢野燿大監督の「解任論」が取り沙汰されるほど重症となったチーム状況において、ここまで12勝5敗で首位を走る巨人と相まみえる。
首位と最下位・阪神とのゲーム差はまだ4月にもかかわらず「10.5」と広がる中、ここで阪神が意地を見せるのか。
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■エース青柳晃洋は阪神の救世主となるのか
阪神の期待は、15日の第1戦に先発予定のエース・青柳晃洋だ。昨季リーグ最多勝、最高勝率の2冠を獲得した右腕は、今季も開幕投手に内定していたが、3月17日に新型コロナウイルスの陽性判定が判明して離脱。4月8日のウエスタン・広島戦で5回4安打2失点の調整登板を経て、中6日で今季1軍初登板のマウンドに向かう。菅野智之との投げ合いに勝ち、どん底のチームを救いたいところだ。
その青柳との対戦で注目したいのが、巨人の4番・岡本和真だ。
今季ここまで打率.273(55打数15安打)、4本塁打、11打点。先週末のヤクルト3連戦で9打数1安打と消化不良に終わると、前カードの横浜DeNAベイスターズとの沖縄での2連戦を体調不良で欠場したが、今カードから復帰予定。
甲子園では昨季、13試合で3本塁打も、45打数7安打の打率.156と最も相性の悪かった球場ではあるものの、青柳に対しては昨季7打数4安打の打率.571で2本塁打の好相性を誇った。
「復活の咆哮」をあげるのは、青柳か、それとも岡本か。「青柳vs岡本」の対戦が、ゲームの行方を決め、今カードの流れを大きく左右しそうだ。
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記事提供:ベースボール・タイムズデータ提供:野球DB