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シカゴ・カブスの鈴木誠也は19日(日本時間20日)、本拠地でのタンパベイ・レイズ戦に「2番・右翼」で先発出場。1打数無安打3四球で、打率は.414となった。
この試合で連続試合安打こそ「9」でストップしたが、開幕から好成績を残す鈴木に対しての賛辞は尽きない。MLB公式サイトは同日、「ホットなルーキーリスト10人」を掲載。これはシーズン開幕以来、見事な活躍を披露している新人メジャーリーガーを紹介する特集で、鈴木をトップに位置付けた。ナ・リーグ週間MVP(11~17日)も獲得し、打率4割を超える男の勢いは止まらない。
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■9三振も「突出しているわけではない」
MLB公式サイトは鈴木について、「スズキが残した日本での素晴らしい成績が、米国でも通用するのか不安な点もあったし、その不安は今も残っている」とした上で、「だが、ここまでのところ気に入らない点を見つけるのは難しいだろう」と評価した。
鈴木は10試合消化した時点で、打率.429(28打数12安打)、2二塁打、4本塁打、11打点、出塁率.564、長打率.929、OPS1.493という好成績を残した。9三振を喫しているが、同サイトはこの点について、「現代野球では突出しているわけではない。特に毎試合のように本塁打を打っていることを考えれば問題ない」とした。
2位には「メジャーデビューから116球連続で空振りなし」という記録で注目されたスティーブン・クワン(クリーブランド・ガーディアンズ)が入り、3位には肘の手術から復活し、救援として活躍(9回で11奪三振、防御率1.00)しているスペンサー・ストライダー(アトランタ・ブレーブス)が入った。
4位にはマット・ブラッシュ(シアトル・マリナーズ)が続き、5位ハンター・グリーン(シンシナティ・レッズ)、6位ジョーイ・バート(サンフランシスコ・ジャイアンツ)、7位ジョー・ライアン(ミネソタ・ツインズ)、8位セス・ビアー(アリゾナ・ダイヤモンドバックス)、9位ジェレミー・ペーニャとホセ・シリ(ともにヒューストン・アストロズ)、10位スペンサー・トーケルソン(タイガース)となった。
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文・SPREAD編集部