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ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平は20日(日本時間21日)、敵地でのヒューストン・アストロズ戦に「1番・投手」で先発出場。6回1安打無失点、自己最多タイとなる12奪三振の好投で今季初勝利を挙げた。防御率は4.40。バットでも4打数2安打2打点の活躍で今季3度目のマルチ安打を記録し、打率を.236とした。エンゼルスは大谷の投打に渡る活躍もあり、6―0で勝利した。
大谷は6回1死までパーフェクト投球を披露し、自己最長となる6者連続奪三振の大活躍。圧巻のピッチングに敵地ファンも騒然となった。
◆大谷翔平、今季初勝利の裏にあった“スライダーの積極活用” 快投に敵将賛辞「素晴らしかった」
■スライダー系の変化球が全投球の4割
開幕から2戦2敗と勝ち運に見放されていた「投手・大谷」だが、自身の快投や味方打線の援護もあり今季初勝利を掴んだ。
6点の援護を受けてマウンドに上がった初回は2奪三振。その後、3回先頭のニコ・グッドラムから圧巻の6者連続奪三振を記録しアストロズ打線を圧倒した。6回1死からジェイソン・カストロに初安打を許すと、四球もあり2死一、二塁のピンチを迎えたが後続を打ち取り無失点で切り抜けた。最速は98.5マイル(約159キロ)、全81球中ストライクは55球だった。また、この日はスライダー系の変化球が全投球の4割以上を占め、アストロズ打線を翻弄した。
打者としては、初回の第1打席で四球を選び出塁すると、その後に味方打線が爆発。打者一巡で迎えた2死満塁の第2打席では左翼フェンス直撃の二塁打を放ち、2打点を挙げた。6回1死の第4打席では相手の意表を突くバント安打で、16日(同17日)以来今季3度目のマルチ安打を決めた。
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文・SPREAD編集部
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— Bally Sports West (@BallySportWest) April 21, 2022