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離脱者続出の余波による5連敗をようやく止めた3位・読売ジャイアンツと2カード連続勝ち越しと調子上げて来た4位・中日ドラゴンズが対戦する。
今季の直接対決は巨人が4勝2敗とリードしているが、1ゲーム差で迎える3・4位決戦は「4番vsエース」の対決に注目したい。
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■大野は前回登板で「完全未遂」
巨人の4番はもちろん、岡本和真だ。
今季ここまで打率.255、29打点をマークしており、12本塁打はリーグ断トツ。打点もリーグ2位につけている。12日のDeNA戦では自身6試合ぶりの豪快な一発を放っており、気分的にもいい状態で本拠地・東京ドームに帰ってきた。
一方、中日のエースは大野雄大。
今季ここまで6試合に先発して2勝3敗、防御率2.72。負け越してはいるが、前回6日の阪神戦で延長10回2死までパーフェクトに抑えての1安打完封勝利を挙げた。それ以来、中6日で13日の第1戦のマウンドに上る予定だ。巨人相手には今季開幕戦で投げて6回8安打4失点(自責3)で負け投手となったものの、昨季は7試合で3勝1敗、防御率1.50の好成績を収めており、苦手意識はない。
その両者の対戦は、昨季までは通算50打数8安打の打率.160。岡本和からすれば「最も苦手な投手」と言えるが、昨季は2本塁打を放って意地を見せ、今季の初対戦でも3打数1安打で二塁打を放った。果たして、岡本和が「完全未遂」の大野雄を攻略して苦しむチームを救うのか。それとも大野雄が再び快投を演じチームをAクラス浮上へと導くのか。「岡本和vs大野雄」の対戦が今カードの流れを作りそうだ。
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記事提供:ベースボール・タイムズデータ提供:野球DB