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5月に入っても3勝6敗と黒星先行で、ついに新庄ビッグボスの“喝”が飛んだ最下位・北海道日本ハムファイターズと、目下7連勝中と勢いに乗る2位・福岡ソフトバンクホークスとの対戦では、対照的なチーム状況の中、ともに安打量産中で首位打者争いを展開中の2人に注目したい。
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■松本剛は11日に自身初の4安打固め打ち
日本ハムで開幕からヒットを重ねているのが、高卒11年目の松本剛。
プロ10年間で規定打席到達は1度のみだったが、今季は新庄ビッグボスからのアドバイスから打撃開眼し、今季ここまでリーグトップの打率.382(110打数42安打)をマークしている。5月に入って当たりが止まり、4月30日終了時点での打率.418が、5月8日に打率.352まで下がったが、スタメンから外れた10日のオリックス戦に代打で登場してヒットを放つと、翌11日は自身プロ初の4安打固め打ち。再浮上して今カードに臨む。
一方、ソフトバンクで絶好調なのが、高卒13年目の今宮健太だ。
軽快な守備だけでなくパンチ力のある打撃で活躍を続けてきたが、昨季は打率.214と打撃不振。そこからの巻き返しを誓った今季は、ここまでリーグ2位の打率.360(114打数41安打)をマーク。4月19日終了時点では打率.196だったが、4月20日のオリックス戦での今季1号アーチから一気に目覚め、4月28日の西武戦で4安打を放って打率.309にまで浮上。そこからさらに調子を上げ、5月は8試合で30打数16安打の打率.533という驚異的な数字を残している。
両チームの対戦成績はソフトバンクの5勝1敗。立て直しを図りたい日本ハムと勢いを継続させたいソフトバンクがぶつかる中で、「松本剛vs今宮」の快音連発のバット対決に期待したい。
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記事提供:ベースボール・タイムズデータ提供:野球DB