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第17回ヴィクトリアマイル(GI、芝1600m)の枠順が13日、JRAより発表された。
約1年ぶりの復帰戦となる無敗の牝馬三冠・デアリングタクトが1枠1番、前年の大阪杯覇者で今年も2着好走のレイパパレは7枠13番、前年の桜花賞馬でフェブラリーS3着のソダシは3枠5番、スプリント路線から再びマイルGIへ挑むレシステンシアは4枠7番に入った。
ここでは過去10年データから、予想のヒントになる「枠順傾向」を分析していく。
◆【ヴィクトリアマイル2022予想/データ攻略-前編】レイパパレとデアリングタクトに明暗、注目の“100%”と“ゼロ”データとは
■デアリングタクの1枠は連対率「0%」
1番人気が予想されるレイパパレが入った7枠は【2-0-1-26】勝率6.9%、連対率6.9%、複勝率10.3%。ソダシが入った3枠は【3-0-1-16】勝率・連対率15.0%、複勝率20.0%と最多タイとなる3勝を誇る。
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一方、人気が予想されるデアリングタクトとソングラインが入った1枠は【0-0-4-16】勝率・連対率0.0%、複勝率20.0%と過去10年で連対できていない。本レースを遡ってみると2着に入ったのは2010年の8番人気ヒカルアマランサス、09年の11番人気ブラボーデイジーの2頭のみ。さらに優勝したのは2006年の2番人気ダンスインザムードのみとなっている。昨年は、5番人気のマジックキャッスルが3着に入ったが、2020年は3番人気ラヴズオンリーユーは7着、19年は3番人気レッドオルガは11着のように20年から15年は3・4番人気に推されていたが馬券に絡むことができていなかった。デアリングタクト、ソングラインが当日3、4番人気になるようであれば、枠順傾向データからは推奨することは難しい。
3枠と同じ3勝をマークするのが、ファインルージュとミスニューヨークが入った6枠だ。こちらは、2020年の1番人気アーモンドアイ、13年の1番人気ヴィルシーナ、12年にの4番人気ホエールキャプチャが1着となっている。さらに過去を振り返って馬券に絡んでいるのが10年の1番人気ブエナビスタの1着のみ。同枠で1番人気に推された場合の勝率を調べてみたところ、75%となっていた。同枠で馬券に絡むためには1番人気に推されていることが追い風となりそうだが、今年入った2頭にとっては逆風となりそうだ。
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文・SPREAD編集部