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8代修斗世界フライ級王者・平良達郎は14日(日本時間15日)、「UFCファイトナイト・ラスベガス54(米国ラスベガス)」の第2試合プレリム・フライ級マッチに出場。
平良はカルロス・カンデラリオをフルラウンドの末に判定3-0で制し、UFCデビュー戦を勝利、2018年のMMAプロデビューからの無敗記録を「11」に伸ばした。
◆【実際の映像】平良達郎、試合後の肉声「応援、ありがとうございました!ちょっと課題が残る試合に……」UFCデビュー戦を振り返る
■平良「サンキューベリーマッチ!」
「スーパーノヴァ(超新星)」と呼ばれる22歳の日本人MMAファイターがUFC初陣を白星で飾った。当初、4月30日(同5月1日)に予定されていた一戦だったが、試合直前にカンデラリオの体調不良で延期、平良のUFCデビューは2週間後に仕切り直しとなった。
試合は序盤から平良が展開を握り、第1ラウンドからテイクダウンを奪う。第2ラウンドではストレートをクリーンヒットさせ、カンデラリオが膝をつく場面もあった。直後、平良は背後を取ってチョークを狙い、タップ寸前まで追い込むなど手を緩めず、カンデラリオは防戦一方で第2ラウンドが終了した。
迎えた最終ラウンド、ここまで劣勢のカンデラリオが逆転を狙って仕掛け、平良は首を取られる危うい場面もあったがこれを回避。残り2分頃、平良が三角絞めの体勢に入ったが、惜しくもフィニッシュに至らず。ラストの追い込みで平良がマウントからパウンドの応酬、ここで試合終了のゴングが鳴った。
第3ラウンドの序盤は平良が追い込まれるシーンもあったが、判定の結果は3-0のフルマークで平良が勝利。試合後、マイクを向けられた平良は「サンキューベリーマッチ!」と、プロMMA11戦11勝となるUFCデビュー戦勝利を笑顔で締めくくった。
平良はアマチュア時代のMMAとキックボクシングルールを含めると、これで23戦無敗。戦前、UFCダナ・ホワイト代表も「日本出身の注目株がいよいよ今週末にデビューだ」とコメントを出すなど脚光を浴びる、22歳の超新星・平良達郎の今後の動向に注目が集まる。
◆「注目株がいよいよデビューだ」UFCダナ・ホワイト代表も注目していた平良達郎の初陣
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文・SPREAD編集部
「応援、ありがとうございました! ちょっと課題が残る試合になってしまいました。でも、なんとか、皆さんの応援のおかげで勝てました。また強くなって(戻ってきます)。また応援してくれたらうれしいです。押忍っ」@tatsurotaira#平良達郎#UFCVegas54 pic.twitter.com/9ZOV7w522G
— UFC Japan (@ufc_jp) May 15, 2022