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貯金1の3位埼玉西武ライオンズと貯金7の2位福岡ソフトバンク・ホークスの対戦は、沖縄県那覇での2連戦。第二次世界大戦以降、アメリカ占領下に置かれた沖縄が1972年の本土復帰から50年となった節目に、5月17日予定される今カードの第1戦で、“凱旋登板対決”が実現することになった。
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■沖縄尚学高校の先輩・後輩対決
西武の先発は、與座海人。
沖縄県浦添市出身、26歳のサブマリン右腕は、尚学高から岐阜経済大を経てプロ入りし、5年目の今季は登板3試合(先発2試合)で2勝1敗、防御率2.63。ソフトバンク相手には4月28日の試合で救援登板して3回2/3を5安打1失点に抑えて白星を手にした。初の凱旋登板に気持ちを昂ぶらせている。
一方、ソフトバンクの先発は、31歳の東浜巨。沖縄県うるま市出身で、沖縄尚学高から亜細亜大を経てプロ入り。昨季は不調で4勝に終わったが、節目の10年目を迎えた今季は6試合に登板し、すでに4勝(1敗、防御率2.45)を挙げている。
さらに前回5月11日の西武戦では、97球でのノーヒット・ノーランの偉業を達成した。中5日、それ以来の登板で再びライオンズ打線と相見える。
両者は5学年の差あるが、同じ沖縄尚学高校出身の先輩・後輩。過去にオフの自主トレを一緒に行なった間柄でもある。西武打線としては前回の借りは何がなんでも返したいところ。
「與座vs東浜」の“しまんちゅ対決”に大いに注目したい。
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記事提供:ベースボール・タイムズデータ提供:野球DB