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第83回オークス(GI、芝2400m)の枠順が19日、JRAより発表された。
桜花賞を7番人気で制したスターズオンアースは8枠18番、同2着のウォーターナビレラは1枠1番、同4着からの巻き返しを狙う2歳女王・サークルオブライフは3枠6番、チューリップ賞勝ちのナミュールは4枠8番に入った。
ここでは過去10年データから、予想のヒントになる「枠順傾向」を分析していく。
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■サークルオブライフの3枠は連対率0%
1番人気が予想されるサークルオブライフが入った3枠は【0-0-2-18】勝率・連対率0.0%、複勝率10.0%と不振傾向にある。2013年に1番人気に推されたデニムアンドルビーは3着に入っており、1番人気に推され勝利したのは00年のシルクプリマドンナのみとなっている。
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また、2番人気が予想されるスターズオンアースが入った8枠は【0-1-2-27】勝率0.0%、連対率3.3%、複勝率10.0%とこちらも勝てていない。人気に応え馬券に絡んだのは、2017年の2番人気だったアドマイヤミヤビの3着のみで、馬券に絡んだほかの2頭は、20年の7番人気2着のウインマリリン、15年の6番人気の3着クルミナルと人気薄が好走している。
勝率トップの2枠に、アートハウスとルージュエヴァイユが入った。2020年のデアリングタクト(1人気)、16年のシンハライト(1人気)、13年のイショウマンボ(9人気)は同枠から優勝しているが、3頭とも後ろからの競馬だった。同枠のアートハウスは今まで前目でのレースしかしておらず、過去10年で同枠から先行場が馬券に絡めていないのが気になるところだ。
2枠と同じ3勝で連対率トップの5枠にエリカヴィータとラブパイローが入った。同枠は過去10年で3番人気以内に推された馬は必ず馬券に絡んでいた。当日、5枠の馬が3番人気以内に推されていたら注意しておきたい。
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文・SPREAD編集部