【格闘技/RISE 159】3児のシングルマザーerikaがベルト獲得、猛烈ラッシュで今春高校卒業の18歳・AKARIの心を折る | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【格闘技/RISE 159】3児のシングルマザーerikaがベルト獲得、猛烈ラッシュで今春高校卒業の18歳・AKARIの心を折る

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【格闘技/RISE 159】3児のシングルマザーerikaがベルト獲得、猛烈ラッシュで今春高校卒業の18歳・AKARIの心を折る
【格闘技/RISE 159】3児のシングルマザーerikaがベルト獲得、猛烈ラッシュで今春高校卒業の18歳・AKARIの心を折る 全 1 枚 拡大写真

キックボクシングイベント『RISE 159』は24日、後楽園ホールで開催され、女子の「第2代RISE QUEENミニフライ級(-49kg)王座決定戦」で、erikaAKARIに判定勝利。RISE伝統の赤いベルトを獲得した。

◆【実際の映像】3児のシングルマザーerika、今春高校卒業の18歳・AKARIに判定勝利を収め感涙

■erikaが猛烈ラッシュでAKARIを完封

AKARIは、“美脚炸裂シンデレラ”のニックネームで親しまれるファイターで、今年に高校を卒業したばかり。一方のerikaは、沖縄県で3人の子供を育てるシングルマザー。両者とも、全く異なる練習環境で鍛錬を積んできた。

両者のスタイルも真逆そのもの。erikaは真っ向勝負の打ち合いに強く、AKARIは長い手足を生かしたテクニシャンタイプ。昨年12月、両者は対戦しており、その際はerikaが延長ラウンドの接戦を制していた。

第1ラウンドから、AKARIが長いリーチから前蹴り、ミドルキックで先手を取る。じっくり様子を見ていたerikaだが、第2ラウンドから一気に距離を詰める。erikaの第1ラウンドの様子見は作戦だった。自身の距離で戦っていたAKARIだが、2ラウンド終盤からerikaの圧力に押される場面が増えてしまう。第3ラウンド、得意の前蹴りでerikaを転倒させるAKARIだが、パンチでの打ち合いに苦戦を強いられる。

第4ラウンドにかけて、erikaは下がることなく、AKARIを追いかけ続ける。erikaは1発もらうと、2、3発と更なる攻撃を浴びせ、左ストレートを何度もヒットさせる。そして最終ラウンド、erikaが遂にAKARIをロープに詰める場面を作る。AKARIも必死にカウンターのフックを見舞うが、erikaの連打と圧力に消耗が目立つ。

勝負は判定となり、ジャッジ3者がerikaを支持。判定は48-50、47-49、46-50と大差だった。

■「(AKARIの)気持ちが折れるのが分かった」

試合後、涙を流したAKARI(写真:SPREAD編集部)

第1ラウンドはAKARIが上手く距離感を作り、蹴りをヒットさせたが、第2ラウンド以降はerikaの得意な近距離でのパンチ攻防に。erikaがアグレッシブにポイントを取って勝ち切った形だ。涙のベルト戴冠だった。erikaは、マイクを持つと「圧倒したかったです」と試合を振り返り「RISEチャンピオンとして最強目指して頑張ります」と今後に向けて意気込んだ。

試合後インタビューでは、対戦したAKARIについて「気持ちが折れるのが分かりました。2ラウンド後半から3ラウンドにかけて、下がったりしていたので折れたんだなと。自分は強い気持ちで戦いました」とコメント。勝因は、ズバリ”気持ち”だった。

勝利したerikaは絶対王者を目指し、これから防衛ロードを歩んでいくことになる。敗戦したAKARIの再起にも期待したい。

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文・吉田崇雄

《SPREAD》

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