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第58回CBC賞(GIII、芝1200m)の枠順が28日、JRAより発表された。
今年のフィリーズレビュー3着の3歳牝馬アネゴハダは1枠2番、重賞2勝のタイセイビジョンは4枠8番、昨年の本レースを日本レコードで勝利したファストフォースは8枠17番、前走・2勝クラスの皆生特別を快勝したテイエムスパーダは3枠5番、2020年の京王杯2歳S以来の勝利を狙うモントライゼは7枠13番に入った。
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今年も昨年に引き続き小倉開催。ここでは過去10年の小倉1200mの重賞レースを条件に「枠順傾向」を分析していく。
■今年も小倉での開催
人気が予想されるアネゴハダが入った1枠は【1-0-1-30】勝率3.1%、連対率3.1%、複勝率6.3%と低調。馬券圏内は、2014年の北九州記念の8番人気1着リトルゲルダと13年の小倉2歳Sの3番人気3着のラブリープラネットの2頭。昨年のCBC賞では3番人気タイセイビジョンが4着、2018年の北九州記念で3番人気ゴールドクイーンが16着と近年は、馬券に絡むことができていない。
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また、こちらも人気が予想されるタイセイビジョンが入った4枠は【3-4-1-31】勝率7.7%、連対率17.9%、複勝率20.5%とまずまずの成績。ただし、同枠で1、2番人気に推された場合、【0-2-0-5】と勝てていない。2014年の小倉2歳Sでは15番人気オーミアリスが1着に、同年の北九州記念では13番人気メイショウイザヨイ、17番人気カイシュウコロンボが2、3着に入り3連単で395万3810円と波乱を巻き起こしている。
最多タイとなる5回の優勝がある、テイエムスパーダとメイショウケイメイが入った3枠は【5-4-2-27】勝率13.2%、連対率23.7%、複勝率28.9%と好成績を残している。昨年のCBC賞では8番人気ファストフォースが同枠から優勝しており、同枠の1~3番人気の成績は【3-2-0-6】と勝率27.3%、連対率・複勝率45.5%と上昇するだけに、当日の人気には注意したい。
同じ5勝をしている8枠にスティクス、アンコールプリュ、ファストフォースが入った。昨年の小倉2歳Sでは4番人気ナムラクレアが1着、8番人気アネゴハダが3着に、同年の北九州記念では5番人気ヨカヨカが1着と牝馬が活躍しており、昨年の同枠での牝馬の成績は【2-0-1-3】複勝率50.0%となるだけに、今年もファストフォースよりも牝馬のスティクスの好走に期待したい。
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文・SPREAD編集部