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来年3月に開催される第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の米国代表にフィラデルフィア・フィリーズのJ.T.リアルミュートが参加することが決まった。MLB公式Twitterが9日(日本時間10日)、発表した。すでに同代表には、マイク・トラウト(ロサンゼルス・エンゼルス)ら大物の参戦が続々決まっており、2連覇を狙える陣容が整いつつある。
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■8年連続で2桁本塁打
今回選出されたリアルミュートは名実ともに打てる捕手だ。
2015年から今季まで8年連続で2桁本塁打を放ち、メジャー通算では124本塁打、483打点(現地9日の試合前時点)を誇る。オールスターゲームにも3度選ばれており、今季もここまで92試合に出場し、打率,265、12本塁打、52打点を記録。さらに、盗塁も13(通算70)決めており、捕手としては珍しく快足も持ち合わせている。
連覇を狙う米国代表は、すでにトラウトが主将を務めることを発表しており、これまでにセントルイス・カージナルスの大砲、ポール・ゴールドシュミット、ノーラン・アレナド、さらにボストン・レッドソックスのトレバー・ストーリーも出場の意向を示しており、今回のリアルミュートで5人目の参戦となった。スター選手が続々と集結している米国代表。最強のチーム作りが進んでおり、3大会ぶりの頂点を狙う侍ジャパンにとっては強敵となりそうだ。
トラウトは現在、背中の痛みで戦線を離れているが、チームSNSによるとティーバッティングなどを開始しており、復調が見込まれる。
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文●SPREAD編集部