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第57回関屋記念(GIII、芝1600m)の枠順が12日、JRAより発表された。
前走・安田記念8着から巻き返しを狙うイルーシヴパンサーは1枠1番、前走・京王杯スプリングC2着のスカイグルーヴは5枠7番、2020年のホープフルSを制したGI馬ダノンザキッドは5枠8番、前走・米子Sを制しリステッド連勝中のウインカーネリアンは7枠12番に入った。
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ここでは過去10年データから、予想のヒントになる「枠順傾向」を分析していく。
■「外枠」が好成績
人気が予想されるイルーシヴパンサーが入った1枠は【1-0-1-16】勝率・連対率5.6%、複勝率11.1%と馬券に絡んだのは2014年の6番人気3着サトノギャラント、13年4番人気1着レッドスパーダの2頭のみ。新潟開催で上位人気に推されて馬券に絡んだのは、1993年の1番人気2着フジヤマケンザンまで遡る。
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こちらも人気が予想されるダノンザキッドとスカイグルーヴが入ったのが、連対率0%の5枠だ。馬券に絡んだのが2017年の5番人気3着ダノンリバティと12年の8番人気3着のスピリタスの2頭。2019年には3番人気ロシュフォールは9着、15年の1番人気カフェブリリアントは7着と上位人気馬は掲示板に入る事が出来ていない。過去、2着に入ったのは2010年の2番人気セイクリッドバレー、1着になったのは02年の1番人気マグナーテンまで遡る。
最多となる4回の優勝をしている7枠には、ディヴィーナとウインカーネリアンが入った。同枠で1番人気に推された馬は優勝しているが、出走頭数が15頭以上だっただけに、出走頭数が14頭の今年も通用するか気になるところだ。
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文●SPREAD編集部