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第104回全国高等学校野球選手権大会は22日、仙台育英(宮城)と下関国際(山口)の決勝戦が行われ、仙台育英が8ー1とリードしている。東北勢が優勝すれば夏の甲子園では史上初。
どちらが勝っても初優勝となる試合は緊迫した展開となった。試合が動いたのは4回裏、1死三塁から仙台育英、4番斎藤陽が右前へとタイムリーを放ちまず1点を先制。仙台育英は5回裏、2死三塁から1番橋本航河、2番山田脩也に連続タイムリーが出て、3-0とした。
【試合結果】仙台育英が悲願の「白河の関越え」 第104回全国高等学校野球選手権大会決勝
下関国際も簡単には引き下がらない。6回表、1番赤瀬健心がスリーベース。1死後、3番仲井慎の一ゴロの間に1点を返した。
仙台育英は7回裏、無死一塁から、またも1番橋本が右中間を破るタイムリー・スリーベースで4-1と追加点をあげると、その後も満塁と攻め立て、5番岩崎生弥がレフトスタンドに飛び込む満塁弾を放ち、7回を終え8-1と大きくリードを奪っている。
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◆下関国際が初の決勝進出 近江・山田は歴代3位115奪三振、5戦計644球の熱投も力尽きる
◆仙台育英、東北対決制し7年ぶり決勝進出 19安打18得点で悲願の“白河の関”越え王手
文●SPREAD編集部