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第17回・キーンランドC(GIII、芝1200m)の枠順が26日、JRAより発表された。
前走・葵Sを制しているウインマーベルは3枠5番、ここ2戦連続で2着に入ったジュビリーヘッドは5枠9番、一昨年の覇者エイティーンガールは7枠14番、昨年の覇者レイハリアは8枠15番に入った。
今年も昨年に引き続き札幌開催。ここでは過去10年の札幌で開催された1200mの重賞データを条件に「枠順傾向」を分析していく。
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■人気馬2頭が勝率0%の鬼門に
1番人気が予想されるウインマーベルが入った3枠は【0-1-0-18】勝率0.0%、連対率・複勝率5.3%の鬼門に入った。昨年のキーンランドCでは1番人気に推されたメイケイエールが7着、2018年の2番人気レッツゴードンキは5着と馬券圏内に入ったのは16年に1番人気シュウジの2着まで遡る。
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同様に人気が予想されるジュビリーヘッドが入った5枠は【0-1-2-17】とこちらも勝率0.0%の鬼門に入った。ただ、昨年のキーンランドCで7番人気エイティーンガールが2着に入っており、その時に騎乗していたのが、今年ジュビリーヘッドに騎乗する横山和生騎手だ。同騎手が2年連続して同枠から馬券圏内に導くことを期待したい。
最多となる4勝をしている7枠には、メイショウミモザとエイティーンガールが入った。昨年のキーンランドCでは、10番人気カイザーメランジェが掲示板内の4着に、函館スプリントSでは5番人気ビアンフェが優勝している。また、2020年と19年のキーンランドCでは、同枠から優勝している。
次に3回の優勝をしている6枠には、オパールシャルムとマイネルジェロディが入った。昨年のキーンランドCでは3番人気レイハリアが同枠から制している。
一方、鬼門となるのは、ヴァトレニとビリーバーが入った1枠だ。複勝率0%と馬券に絡むことが出来ておらず、2020年のキーンランドCの1番人気ダイアトニックは15着に沈んでおり、1桁台の人気に推された馬は、人気を上回る着順を残せていない。
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文●SPREAD編集部