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8月16勝2敗の“追う”横浜DeNAベイスターズと8月8勝11敗の“逃げる”東京ヤクルト・スワローズ首位攻防3連戦は横浜が舞台。真夏の天王山は、両チームの二塁手に注目したい。
◆【今週の決戦】ロッテ佐々木朗希 vs. 楽天・岸孝之、4度目の投げ合いは手に汗握る投手戦となるのか
■チームの勝利に貢献するのはどちらか
横浜スタジアム17連勝中のDeNAの二塁手は、4番に座る牧秀悟。
今季ここまで100試合に出場して打率.285、20本塁打、67打点。8月も月間打率.307と好調で、何より本拠地・横浜スタジアムでは今季47試合で打率.363、12本塁打、41打点の好成績を誇る。
ただ、対ヤクルト戦は今季13試合で対戦打率.217(0本塁打、7打点)と同一リーグ内で最も相性が悪く、前回の神宮2試合でも7打数無安打と抑え込まれた。奇跡の逆転優勝へ向け、今カードでの奮起が必要だ。
一方、後半戦に入って苦しい戦いが続くヤクルトの二塁手は、山田哲人。
トリプルスリーを3度達成した紛れもないレジェンド候補だが、今季はここまで100試合出場で打率.236、19本塁打、56打点と“らしくない”成績。特に8月は月間打率.136と低迷し、打率は規定打席到達の選手の中で最下位となっている。
対DeNA戦も今季14試合で対戦打率.226(2本塁打、6打点)、と相性は悪く、横浜スタジアムでは6試合で打率.086(1打点、本塁打なし)とさらに数字が見劣りする。首位攻防戦の中で、「主将」としての意地、「山田哲人」としてのプライドを見せたいところだ。
4ゲーム差で迎えた横浜決戦。DeNAが3連勝すれば、奇跡の逆転優勝に向け一気に差が縮まるが、果たしていかに。横浜スタジアムでの連勝記録とともに、「牧 vs. 山田」の対決に注目だ。
◆“奇跡の逆転優勝”を狙うDeNAと阪神の3連戦 鍵は大山悠輔 vs. 宮﨑敏郎の5番対決
◆ホーム14連勝中のDeNAを止めるは、ハマスタで打率5割の広島マクブルームか
◆大詰めの首位攻防戦は三冠王もかかる主砲対決・ヤクルト村上宗隆 vs. DeNA佐野恵太が鍵
記事提供:ベースボール・タイムズデータ提供:野球DB