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ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平は27日(日本時間28日)、敵地で行われたトロント・ブルージェイズ戦に「3番DH・投手」で先発出場。7回2安打9奪三振無失点の投球で、今季11勝目を挙げた。
◆【実際の映像】大谷翔平、エンジン全開! 87マイルの高速スライダーで奪った奪三振
■「ウイルス性胃腸炎」の影響感じさせず
前回登板では「ウイルス性胃腸炎」の影響もあり4回3失点で8敗目を喫した大谷だったが、今季22度目の投打同時出場となったこの日は、その影響を感じさせない投球を見せる。
初回は球数が増え、ランナーを溜めるなど苦労したもののしのぎ切る。すると、2回に3者連続三振を奪いエンジンがかかると3回、4回にもそれぞれ2個ずつ三振を奪い、ブルージェイズ打線に付け入る隙を与えない。
5回にはアウトをすべて内野ゴロで奪い、アウトの数を積み重ねていく。味方の援護を受け迎えた6回も上位打線を三者凡退で抑えると、7回のマウンドにも上がり球数が100球を超える中、2つの三振を奪うなど投げ切りこの回をもってマウンドを譲った。
大谷は7回を投げ、9奪三振、無失点。球数は今季最多の109球(ストライク72球)を投げ、最速は99.6マイル(約160キロ)、防御率は2.67。なお、大谷は今季これで128回を投げ、規定投球回である162イニングまではあと「34」としている。
打っては第1打席、第4打席に四球を選び出塁し、2打数無安打2四球で打率.260。
エンゼルスの2-0の勝利に貢献する熱投を見せた。前人未到の“ダブル規定”到達に向け、大谷がまい進し続ける。
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文●SPREAD編集部
The bend on this pitch 🥵
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— MLB (@MLB) August 27, 2022