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バスケットボール女子ワールドカップ2022は22日、オーストラリアのシドニーで開幕。東京五輪銀メダルの日本代表は1次リーグB組でマリと対戦し、89-56で初戦快勝した。
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点差ほど容易な戦いではなかった。東京五輪銀メダルで世界ランク8位の日本に対し、マリは同37位と格下。しかし序盤、相手のフィジカルに圧倒され、リバウンドを許し速攻から失点する場面が多くみられた。
第1クォーターを21-18の僅差で終了。しかし、その危機感からか、第2クォーターでは五輪でも高い成功率を見せた3ポイント・シュートを軸に走り出す。このクォーターだけ26-11と実力通り、ダブルスコア以上の点差をつけ、終わってみれば33点差。3ポイントの成功率も43%とまずまず、結果から見れば快勝だった。
弱冠20歳、最年少の平下愛佳が両チーム最多となる17得点。五輪で活躍したシューター東藤なな子も14得点と上々の仕上がりを見せた点は収穫だろう。だが、女子代表の恩塚亨ヘッドコーチは「世界選手権(現W杯)一戦目の難しさがあった。私たちの理想的なゲームではなかった」と反省ばかりを口にしたほど。この課題を解決し23日に行われる同10位セルビア戦に向け修正を図りたい。
銀メダル・チームにとって、目指すは金メダルのみである。
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文●SPREAD編集部